本当の仲間は知っている

お礼　 ページ43

「今回はありがとう。」

進くんはそう言って、片手を差し出す。


「どういたしまして。
役に立てて本当に良かった。」

そう言って、私も片手を差し出し、お互いに握手を交わした。



すると、忍は耳元でボソッと言う。

「彩、ペンダントは渡さなくていいのか？」



あ！そうだった、すっかり忘れてた。

教えてくれてありがと、忍。



私はポケットからひとつのペンダントを出す。

そうして、まもるくんに差し出した。




「彩、これは？」

まもるくんは、不思議そうにキラキラと輝く宝石を見つめる。



「これはね、私からまもるくんにプレゼントだよ。
この赤い宝石はガーネット、友愛っていう意味があるんだ。
まもるくんと進くんにピッタリでしょ！」




「いや、なんか、色々してもらって申し訳ねえわ……。
でも、ありがとな、すっげえ嬉しい。

それと、まもるくんっていう堅苦しい呼び方やめてくんね？まもるでいいよ、特別に。」


まもるくんは少し恥ずかしそうに、はにかんだ。



「あ！まもるだけずる！
彩、俺も進でいいよ、今回はありがとうな！」


「お前っ、邪魔すんな！」

「まもるが抜け駆けしようとするからだろー。」



二人はプロレスごっこに突入しそうだ。


そんな光景に私は思わず笑う。



「こちらこそ、ありがとう、まもる、進！
喧嘩もいいけどさ、写真撮ろうよ！

思い出を残したいの！」




私たちは、ずっと楽しくお喋りを続け、夕日が沈む頃に帰った。




だから、気付かなかった。

KZの異様な静けさに。




〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜


ひゃっふう！久しぶりです！

いやあ、元々書いていた話と全く違う路線に進んでますね！



まもるくんと進くん、性格変わった？

むしろ、名前も変わってるなんて言えませんね((



また、のんびりと更新しますので、ぜひお待ちください！

コメントとかくれるとモチベがあがるので嬉しいです| ˙꒳​˙)ﾁﾗﾘﾝﾁｮ

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