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我にかえる彩 ページ25

は!

私、さっきまで何を……?

なんで泣いてたの?

なんだっけ?

とても悲しいことが起きたように感じた。

でも、何が起きたか分からない。

いや、思い出せない。

私はさっきの記憶を知っている。

ただ、思い出せないだけ。

私は何を知ってるの?

きっとこの記憶を翔は知っている。

全てを知っている。

立花「翔。翔は私の何を知っているの?」

私は翔の目を真っ直ぐ見た。

純粋に知りたいって思ったんだ。

いや、知らなきゃいけないって思った。

なぜだろう。

こんなにも興味が湧くなんて、初めてだ。

砂原「彩、さっき何かを思い出しかけただろ?」

私は静かに頷いた。

立花「よく分からないけど、何かが見えたの。」

砂原「どうしても知りたいか?」

立花「うん、知らなきゃいけない気がするの。」

翔はため息をついた。

砂原「わかった。教える。」

翔がそう言った瞬間だった。

私の足が何かに引っ張られた。

立花「翔、若武、逃げて!!」

私はそれを伝えるだけで精一杯だった。

これ以上、誰も消えてほしくない。

だから、2人だけでも生きて欲しかった。

でも、2人は逃げなかった。

若武「アーヤを置いて逃げれるわけねーだろ!!」

砂原「彩、絶対助けるからな!!」

2人は私の腕を必死に掴んだ。

嬉しい。

こんな状況なのに、そう思ってしまった。

仲間ってこんなに温かいんだ。

立花「ありがとう……。」

そう言った瞬間だった。

思いっきり、足を引っ張られた。

若武「ヤバイぞ!絶対にアーヤを離さないからな!」

若武が叫んだ。

そうして、私たちはよく分からない、暗闇に引きずり込まれた。

でもね、全く怖くなかったんだ。

だって、私の横には、若武と砂原が居たんだもの。

仲間がいるだけで、怖さなんてなくなったんだ。


これから何が起こるかな……?

さあ、面白い展開が待っている……。

私は知っている→←信じたくない事実



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あき@草売り大魔王(プロフ) - 未胡成さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとてもうれしいです!今までこの作品を見守ってくださってありがとうございました! (2020年4月9日 7時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白かったです! (2020年4月8日 23時) (レス) id: 1aec104bc7 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 彗さん» ハンドパワーだ← 少なくとも頑張れ!(( 根性だー(棒) (2020年4月8日 21時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あき@草売り大魔王さん» 書く気が出るほどの事起こんないかな← (2020年4月8日 21時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 彗さん» 書く気を出すんだ!ファイト〜!← (2020年4月8日 16時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2019年6月29日 19時

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