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38話 ページ48

「中堂さん!?今どこにいますか!?」

『うるさい。』

耳元から聴こえる声に少し安心した。

「すみません。で、どこにいるんですか?」

『アイツらなら翠川高校に行った。俺も今向かっている。……ところで、お前今学校じゃないのか?』

「…了解です!私も向かいます!」

最後の質問は説明が面倒だったので、敢えて無視した。後で文句を言われるだろうけど。おい!と怒った声が聞こえるが通話を切り、翠川高校に向かって走り出した。

* * *

言われた場所に着いた時、丁度中堂さんも着いていた。ミコトさんも居たので、声をかける。

「ミコトさん!」

「Aちゃん!?え、なんでここに?学校は?」

「中堂さんから場所聞いたんです。学校は、全校生徒帰宅になりました。」

「そうなんだ。」

ミコトさんに軽く説明していると、中堂さんが睨んできた。なんですか、と聞くと、拗ねたように言った。

「俺の時は言わなかったくせに、三澄には言うんだな。」

「え、中堂さん……もしかして嫉妬ですか?」

目を丸くして言ったミコトさんに中堂さんは、「違う!」と声を荒らげた。何もそんなに否定せんでも。そんな中堂さんをミコトさんが軽くあしらうと、不満気な顔でトランクを開けた。そこには大きめの照明のような機材があった。

「おぉ、すげぇ。」

「科学捜査用ライト。通称ALS。じゃあこれ運ぶよ。」

「はい!」

ミコトさんに指示されてライトを運んだ。ミコトさんが夕子さん達を呼びに行き、私達は備品倉庫で準備をしていると中堂さんが聞いてきた。

「……お前は、俺が、あー…き、嫌いか?」

「はぁ?」

いきなりの質問に思わずそう返すと、何でもないとそっぽを向いた。小学生ですか、アンタは。それは心にしまい、そっぽを向いたその背に向けて私は言った、

「嫌いだったら話しませんし、中堂さんにご飯作ったりしてません。なんでそんな考えになったのかはしりませんけど、普通に好きですよ。」

当たり前でしょう、と付け足すとピタッと動きが止まったが、すぐに動き出したので特に気にしなかった。それ故に、視線を逸らした時に振り向いた中堂さんの顔が少し緩んでいたのにも気づかなかったが。

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とく(プロフ) - 月影さん» もちろんです!続編も頑張ってくださいね!!楽しみです! (2018年3月3日 22時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - とくさん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂けて光栄です!そしてご指摘ありがとうございます!気づかなかった…!速攻で直してきますのでおまちください!これからもよろしくお願いします! (2018年3月3日 22時) (レス) id: 05b42a57e2 (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - 失礼します!とても面白い小説で、いつも楽しみにしています!そこでなんですが、所々、夢主の名前が「玲音」という表記になっていて、少し気になってしまいました...!生意気言ってすみません、更新頑張ってください! (2018年3月3日 10時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - Ayaさん» コメントありがとうございます。私の中の中堂さんはツンが多めのツンデレだと思ってるので…(笑) (2018年2月12日 23時) (レス) id: 36c16853e4 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。中堂さんが凄く可愛いです(*´∇`*) (2018年2月12日 22時) (レス) id: b5e437c3d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトご飯 | 作成日時:2018年2月10日 19時

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