35話 ページ45
夕子さんのあの事件から数日が立ち、今日は休日である。久しぶりに買い物にでも行こうと
早起きをして準備した。
「よし、行ってきます。」
20分程電車に揺られ、着いた先は大型ショッピングモール。最近来れていなかった間に店の入れ替わりがあったのか、新鮮な感じがする。冬物セールに群がるお姉様方に混じり、3着ほど購入した。パーカーばっかりだけど。
「たまには違うの買った方が良いのかな…」
ううむ、と悩みながら今日の最大の目的である某アニメショップへと向かった。
「えっと………あった…!良かったぁ。」
手に取ったのはハマっているアニメのキャラソン。推しが歌っているから手に入れねば、と思っていたのだが、色々あって予約し忘れたのだ。ほんと、いろいろ……一生の不覚…!
「ありがとうございましたー。」
にこやかな店員さんにぺこっと頭を下げ、ウキウキと袋を覗きながら店を出た。そして前を向いた次の瞬間、私は固まった。
「あれ、Aちゃん?」
「ろく、ろうさん…」
そう、六郎さんに出会ってしまった。なんでいるんですか…!?きょとんと私と店を見比べる様子に、詰んだ、と悟った。だが、六郎さんだけならまだ希望はある。戸惑う六郎さんの腕をガシッと掴み、笑顔を浮かべながら言った。
「そこのカフェでちょーっとお話しましょうか。」
「は、はい…」
後日、その時の私の圧は尋常じゃなかったと六郎さんから告げられた。
394人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とく(プロフ) - 月影さん» もちろんです!続編も頑張ってくださいね!!楽しみです! (2018年3月3日 22時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - とくさん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂けて光栄です!そしてご指摘ありがとうございます!気づかなかった…!速攻で直してきますのでおまちください!これからもよろしくお願いします! (2018年3月3日 22時) (レス) id: 05b42a57e2 (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - 失礼します!とても面白い小説で、いつも楽しみにしています!そこでなんですが、所々、夢主の名前が「玲音」という表記になっていて、少し気になってしまいました...!生意気言ってすみません、更新頑張ってください! (2018年3月3日 10時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - Ayaさん» コメントありがとうございます。私の中の中堂さんはツンが多めのツンデレだと思ってるので…(笑) (2018年2月12日 23時) (レス) id: 36c16853e4 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。中堂さんが凄く可愛いです(*´∇`*) (2018年2月12日 22時) (レス) id: b5e437c3d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トマトご飯 | 作成日時:2018年2月10日 19時