4話 ページ5
「ミコト。遊喜ちゃんがめちゃくちゃ困ってる。」
「あ、ごめん。そうだ、私は法医解剖医の三澄ミコトって言います。」
「私は臨床検査技師の東海林夕子。よろしくね。」
「バイトで記録員してる、久部六郎です。」
「よ、よろしくお願いします。」
暫く三澄さんの質問に答えていると、唐突に私の肩をガシッと掴んだ東海林さんは神倉さんの方を向いて言った。
「所長、遊喜ちゃん採用しましょう。」
「……え?」
驚いて目を見開いた私には目もくれず、淡々と話を進めていく東海林さんとそれに賛同する三澄さん。あっという間に神倉さんは言いくるめられ、私の採用が決まった。
「……てことだから、よろしくお願いしますね。」
「あ、はい。えっと、遊喜Aです。これからよろしくお願いします。」
よろしくーと言う声に、ニコリと笑顔を返した。詳しいことはまた明日、と言われてラボを後にした。
三澄Side
遊喜ちゃんが居なくなったラボでは、和やかな雰囲気が漂っていた。
「若い子が入ると活気がでるねー。」
「ねー。」
「ですね。あ、そういえば中堂さん……」
「あー……気にしなくていいよ。」
楽観的な夕子の態度にえぇ…と困ったように久部くんが声を漏らした。
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とく(プロフ) - 月影さん» もちろんです!続編も頑張ってくださいね!!楽しみです! (2018年3月3日 22時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - とくさん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂けて光栄です!そしてご指摘ありがとうございます!気づかなかった…!速攻で直してきますのでおまちください!これからもよろしくお願いします! (2018年3月3日 22時) (レス) id: 05b42a57e2 (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - 失礼します!とても面白い小説で、いつも楽しみにしています!そこでなんですが、所々、夢主の名前が「玲音」という表記になっていて、少し気になってしまいました...!生意気言ってすみません、更新頑張ってください! (2018年3月3日 10時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - Ayaさん» コメントありがとうございます。私の中の中堂さんはツンが多めのツンデレだと思ってるので…(笑) (2018年2月12日 23時) (レス) id: 36c16853e4 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。中堂さんが凄く可愛いです(*´∇`*) (2018年2月12日 22時) (レス) id: b5e437c3d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトご飯 | 作成日時:2018年2月10日 19時