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13話 ページ18

中堂さんがあんなこと言うなんて意外だ。ていうか女の子抱っこしてた。よく泣かないなあの子。なんて失礼なことを考えたが、再び聞こえてきた罵声と怒声に急いで少年を連れてきた。

「んーと、少年。お菓子食べる?」

「……食べる。」

「どれがいい?何個でもいいよ。」

持ってきたバックの中の大量のお菓子を見せながら聞くと、量の多さに戸惑いながらもいくつか選んだ。

「中堂さんはそんなドン引かないでください。」

「流石にその量はないだろ。」

「仕方ないじゃないですか……大家さんと同じ階の人たちがめちゃくちゃくれるんですもん。」

「お前の住んでるマンションの住民なんなんだ。」

「皆優しいんですよ。私一人暮らしだし。」

デスクから話しかけてくる中堂さんの相手をしながら、少年__祐くんと一緒にソファに座ってお菓子を食べる。中堂さんに許可を得て、バックに常駐している2台の携帯ゲーム機を取り出す。祐くんに「やる?」と聞けば「いいの…?」と遠慮がちに聞いてきたので、頭をわしゃわしゃ撫でながら微笑んでみせた。

「ぉわっ、祐くん上達早っ。あれ、私が遅かっただけなのかな!?」

「A姉ちゃんの教え方上手いから。」

「いい子だ……あ、久部さんジュースありがとうございます。」

「ううん、別に。あとそれ、俺もやってる。」

「え、マジですか!後でフレンドなりましょー。」

「いいよ。」

某モンスターをハントするゲームで教えながら協力プレイをしていると、久部さんがジュースをくれた。フレンド申請もしてくれるって。やっぱり優しい。

「A姉ちゃん余所見してる間に倒したよ。」

「あぁぁぁごめんんんん!でもレアアイテムドロップしたからぐっじょぶよ。てかやっぱり祐くん覚えんの早い。」

「えへへ。」

「可愛い。」

そんな感じでわちゃわちゃ遊んでると、話し合い(バトル)が一旦終結し、帰る頃には祐くんと仲良くなった。というか懐かれた。嬉しい。

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とく(プロフ) - 月影さん» もちろんです!続編も頑張ってくださいね!!楽しみです! (2018年3月3日 22時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - とくさん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂けて光栄です!そしてご指摘ありがとうございます!気づかなかった…!速攻で直してきますのでおまちください!これからもよろしくお願いします! (2018年3月3日 22時) (レス) id: 05b42a57e2 (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - 失礼します!とても面白い小説で、いつも楽しみにしています!そこでなんですが、所々、夢主の名前が「玲音」という表記になっていて、少し気になってしまいました...!生意気言ってすみません、更新頑張ってください! (2018年3月3日 10時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - Ayaさん» コメントありがとうございます。私の中の中堂さんはツンが多めのツンデレだと思ってるので…(笑) (2018年2月12日 23時) (レス) id: 36c16853e4 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。中堂さんが凄く可愛いです(*´∇`*) (2018年2月12日 22時) (レス) id: b5e437c3d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトご飯 | 作成日時:2018年2月10日 19時

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