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スマイルside
今日は近々行われるお祭りの曲決めをした。
俺は案として某探偵アニメのメインテーマを提案した。
最終的には多数決…か。
スマ「なぁぶるーく、トナンのメインテーマやりたくない?」
ぶる「ね!それ思ったー」
Broooockもトナン好きの仲間だ。
何人かは手を挙げてくれたが、
デデニーの曲には勝てる訳もなく…
結果は
デデニーの曲 2つ
パーリーポッター 1つ
ボカロ 1つ
の計4曲になった。
トナンは入らなかった。
俺はこれがやりたくて入ったのに。
もう残り少ないのに。
いつも部活やる気なくたってやりたいものはやりたい。
高校で続ける気なんてさらさらないし、
中学で出来なかったら俺は吹部に入った意味が無い。
こういう所からモチベ低くなって行くんだな。
なんかいっつも俺の希望通らなくて今回だって何一つ通ってない。
まだ先輩係引退する前は先輩に全て楽譜を譲り、きりやんにも優先させて選ばせ、俺はずっと残り物やっていた。
なんだよ。
俺がやりたいものは全て通らないんか。
周りはできてるのに通っているのに。
音楽をするにあたって我慢は大事と顧問が言っていた。
でもそれって、我慢が出来たらその先に何かあるから今は我慢しろってことじゃないのか?
ずっと我慢して俺にだけ何も無いなんて。
周りもなかったらいいんだよ。でもちゃんと希望は通ってるしやりたいこと出来てるし。
俺は泣いた。ジャージに顔を伏せて。
でも周りにはバレた。
Na「なんだよ、スマイル?泣いてんのか〜?」
シャ「え、まじ?なんで?」
ぶる「スマイル〜大丈夫か〜」(嘘泣き)
Na「そんなにトナンやりたかったの?」
シャ「俺もパーリーポッターよりトナンがよかった」
Na「saxのソロがあるからやってみたかった!」
ぶる「僕もトナンがよかった…」
俺はこの日から多数決が嫌いになった。
少数派の意見も聞かないで多数の方の意見で決まり。
理不尽だ。
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作者名:ぎ | 作成日時:2020年12月31日 1時