カナヲとしのぶ姉さん ページ13
貴方side
カナヲは…っとここお気に入りだったよね。
縁側に居るカナヲはいつも綺麗だったな…
マジでかわいー…じゃなくてっ!!
謝って出なきゃ、もうそろそろ姉さんが戻ってくる。
『カナヲ…』
「…?ニコ」
『少しお話してもいい?』
「…ニコ」
『うん、唐突で申し訳ないんだけど、今日此処を去るね。』
銅貨を取り出した…
ピンッ…表。
「…なん…で…?」
喋る方だったのね!良かった
『うん、改心しないとって…カナヲ…睨みつけてしまったり、嫌がらせしたりしてごめんなさい…』
「…?睨んで…た…?」
『うん、自覚無かったのね…』
「どうでもいいから…かな…」
『そっか…私が去ることになったけれど、それもどうでもいい事に入るのかな…?』
「師範の妹…一緒に居た方が…いい…」
『…!そっか。ごめんね、ここの敷居を跨いだら、もう…何でもないっ!それだけ。少しお話聞いてくれてありがとう…じゃあ、さようなら…』
「本当に…行っちゃう…の?」
『うん、決めた事だから。悪者はさっさと此処を去らないとね。』
「悪者なんかじゃ…無いよ…」
『私が居るから、私が居たせいで…だよ。後しのぶ姉さんが悪者になってしまうから…いいの。』
「……どっちも悪者…なんか…じゃない…」
『それじゃ、亡くなったカナエ姉さんが悪者になってしまう…悪者はね、私1人だけでいいの。』
「ううん…違う…鬼が悪い…の…」
『あぁ…そういう事ね…でも結局こういう関係になるしか無かったのだから…鬼が改心したって私達の関係は変わらない…』
『それじゃ、そろそろしのぶ姉さんが帰ってきちゃう…さようならニコ』
「…。さ、さようなら…また会ってね…?」
『いつか…ね。』
これでいい。
思っていたよりも、私が話さなかっただけで慕ってはくれていたんだなって…でも弱い事も戦えない事も、感情で動いてしまった事も…全てが私のせい。
直ぐに強くなる。
鬼舞辻無惨を倒せる様に、、
ーーー
「何処かに行かれるんですか?こんな夕暮れ時に。」
『しのぶ姉さん…今までごめんなさい。さようなら…』
「えっ…?」
『また、会いましょうね。』
「ど、どういうことですかっ!?」
敷居を跨いだら…
『さようなら、"胡蝶"さん』
私は…私を捨てる。
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夢光(プロフ) - ゆいなさん» コメントありがとうございます!気に入って頂けてとっっっても嬉しいです…!こちらこそありがとうございます!! (2020年6月20日 9時) (レス) id: ea09a85255 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 話の内容がすごく好み…素敵な作品ありがとうございます!! (2020年6月18日 17時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
夢光(プロフ) - 寧夏さん» コメントありがとうございます!出来る限り全て見直して訂正してきました!弐もこの後やらせて頂きますね! (2020年3月27日 0時) (レス) id: ea09a85255 (このIDを非表示/違反報告)
寧夏(プロフ) - んっ何度もすみません(コソコソォ)初任務2の、小説は31ページ目にまた誤字がありました、、、恐らく、作者様の仰っているないぞうは内蔵ではなく内臓だと思われます、、、訂正可能でしたら訂正していただきたいです(コソコソォ)何度もすみません、、、 (2020年3月26日 22時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
寧夏(プロフ) - 他にも型を形と書いてあったりするので確認して、訂正可能でしたら訂正していただければ嬉しいです。大好きです← (2020年3月26日 22時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢光 | 作成日時:2020年3月4日 5時