6話 ページ8
雫side
今ちょっと気まずい空気がただよっている。
あ、ごめんね。いきなりこんな事言われても「は？」ってなるよね。
回想
宍戸「あの、キャプテン。」
円堂「ん？何だ。」
宍戸「この間の、豪炎寺さんと日暮さん、呼べないんですかね？」
染岡「ビクッ」
目金「そうだよね、結局のところあの1点は豪炎寺君のシュートで、あの女子生徒を帝国が蹴ったボールから助けたのは日暮さん。
今回ので日暮さんはファンクラブが出来たらしいよ。」
え、玲のファンクラブが出来たの？
壁山「今の俺達じゃ、あんな風にはなれないっスよ。」
染岡「あんなのは邪道だ！
俺が本当のサッカーをみせてやる！」
は？
半田「染岡？」
栗松「染岡さん.....」
染岡「豪炎寺はもうやらないし、それに日暮だってサッカーに興味がないんだろ？」
円堂「それは、分かんないけど.....」
染岡「円堂まであいつらを頼りすぎだ。」
円堂「そ、そんなことは！」
染岡「俺達だって出来るさ！もっと俺達を信じろよ！」
確かにこのチームは今、豪炎寺修也と玲に頼りすぎだ。
でもね〜、さすがに私の親友を邪道と言って侮辱するのは許せないなー。
ハァ怪しまれない様にここでは言っちゃったらダメなのが何かやるせないな〜。
回想終了
てなっていたわけ。
本当、内心私怒りが破裂寸前だよ。
ガラガラ…
木野「皆、お客さんよ。」
木野「何かあったの？」
円堂「いや、あ〜ちょっとな」
木野「ど、どうぞ」
円堂「え？」
そこには、雷門夏未がいた。
雷門「臭いわ。」
うゎ、火に油を注いじゃったよ！
染岡「こんな奴なんで連れてきたんだよ！」
木野「話があるって言うから」
染岡「チッ」
ほーら、面倒臭いことになった。
雫「ほら染岡さん話があるだけじゃない。落ち着こう？」
染岡「あぁ」
フッこれが私の演技力だ。
この演技力は、玲にしかバレたことがないくらいの上手さよ！
それにしても私偉い、親友を邪道と言われても暴れず演技を続けるれるなんて！
作「玲は勘が強く、雫は観察眼が凄いですよ。」
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作者名：眠り子 | 作成日時：2019年11月5日 22時
