2人の進む道［イナイレ］ (ページ28)

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24話ページ28

玲side

僕は家に帰った後、すぐに鬼瓦刑事にラインのLINEをした

玲鬼瓦刑事、影山零治のことで調べてきたことを伝えますね。

鬼瓦あぁ

玲まず、雷門サッカー部に影山零治は練習試合を申し込みました。

玲狙いは、豪炎寺修也を帝国に引き入れるためだったのでしょう。

鬼瓦そんなことがあったのか.....

玲はい、そして何やら影山零治が薬を作っているそうです。

鬼瓦薬?

玲何の薬なのかは、まだ調べている途中ですが危険な薬であることは確かです。

鬼瓦そこまで分かったのなら、大丈夫だ。

鬼瓦すまないな、大人が不甲斐なくて。

玲いえ、僕たちが好きでやっているだけなので気にしないでください。

鬼瓦分かった。引き続き、影山の監視等をよろしく頼む。

玲分かりました。

なんか鬼瓦刑事、いつも思うけどLINEやっているなんて意外だよなー

まったくイメージわかないんだもん。

はぁ、円堂守たちと面倒くさい約束しちゃったな。

今からでも、約束をないことにすることできないかなー

.....雫、大丈夫かな。

僕と雫は、両方とも日暮家、如月家の養子だ。

僕たちが初めて会ったのは７歳のころだ。

雫が僕が日暮家の養子になるより先に、如月家の養子に来ていたそうだ。

あの時の雫の黄金の目は、濁っていて何も移していなかった。

何かあったのだろうと、それを思い出させないように、

掘り起こさないように僕は何も聞かなかった。

雫も、僕に何も聞いてくれなかったから。

だから僕はずっと雫のその思い出を霧で囲うように、

雫といろんなことをして、楽しい思い出を沢山作って

僕なりに隠すようにした。

おかげで、濁っていた黄金の目は綺麗な黄金の目になって、

信頼のある人には、光り輝くような笑顔を見せた。

前に、サッカー部の時の雫が見せる笑顔を見た。

いつものように誰にでも見せるような、張り付けた笑顔だってけど、

その笑顔の中には、少なからず僕たちに見せる笑顔も入っていた。

こんな事初めてだった。

僕が雫にできなかったことを、アイツらなら出来る気がした。

期待していたからかな。

円堂守達の約束に乗ったのは。

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