73 爆弾 ページ37
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首を締められて意識が朦朧としている中で、
サイレンの音が聞こえた。まるで一筋の光。
おかげで耐えられた。
諦めていたら絶望の末、死んでいたかもしれない。
陣「このバカモン!!!!!!!!!」
陣馬さんに助けられ、
陣馬さんの運転する401号車の助手席に乗せられた。
陣「どれだけ心配かければいいんだ!!!
ったく、単独行動厳禁は基本だろうが!!!!」
貴「…ごめんなさい」
…流石に反省している。
逆に迷惑をかけてしまった。元も子もない。
こんなのただの、足手まといじゃないか。
陣「俺以外の奴らにも、しっかり怒られて来い!!」
そう言いUターンする404号車。
捕まえた成川を乗せて、護送する命令が出たらしい。
陣「お前は404号車に移って休め。
成川は九重と俺が送る。」
言われた通り、404号車の後ろに積んである
ソファに横になることにした。
正直身体がきつい。
伊「Aちゃん!!!」
志「お前、後で説教だからな。…覚えとけよ。」
貴「ひっ」
…まぁ、仕方ないか。
なんて思い、404の2人より先に車に乗って
ぐったりしていると、突然車が動き始めた。
貴「…?」
どうやら、前を飛ぶドローンを追っているようだ。
伊「前の機捜車!!危ない!!!!!」
そんな伊吹さんの声も叶わず、機捜車は爆発。
貴「…!?」
車から転がり出てきたのは、エトリ。
志摩さん伊吹さんに続いて、私も404号車から出た。
3人で、ただただ嘆くことしか出来なかった。
貴「…どうしてこんなことを…。」
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作者名:さみょん | 作成日時:2020年9月29日 8時