九重世人の相棒 2 (ページ20)

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59 良い仲間ページ20

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三「三澄ミコトです」

東「東海林夕子でーす！」

志「志摩一未です」

伊「伊吹藍で～す、よろしく！」

なんやかんやで全員来てもらうことができた。

伊「志摩ちゃん志摩ちゃん、三澄ちゃん、
　ちょ～～！きゅるっきゅるじゃない！？
　やばいね！？あれ！」

なんて、伊吹さんは小声ではしゃいでいる。

ほーら見ろ、やっぱりね。

中「酒は要らねぇって言っただろ！注ぐな！
　クソなのか！？おい、クソなんだろ！あ"！？」

…UDIサイドでは、
イジメ(?)のような光景が繰り広げられてる。

貴「ミコトさん、…あの方は、？」

三「ああ中堂さん？良いよあれは、気にしないで。」

伊「中堂さんってあぁ、連続殺人オタクの人！」

中「あ"！？」貴「ひっｽﾐﾏｾﾝ」

志「バカバカ伊吹！本人の前で言うなよ！
　バカなのか本当！？うちの野犬がすみません」

…中堂さんと志摩さんが居たら、
バカとクソが飛び交って大変そう。

ドSコンビ、同じ職場じゃなくて本当に良かった。

三「あの…つかぬ事をお聞きしますが…。
　志摩一未さんって、香坂さんの…」

志「え、香坂をご存知なんですか？」

三「あ、はい、その…
　 …書類を作らせていただいたので。」

なんと、香坂さんの解剖をしたのは
ミコトさんだったのだ。

三「お気を悪くされたならすみません…！
　ごめんなさいこんなところで、ははっ」

志「いえ…その節は、本っ当に
　ありがとうございました。感謝しています。」

三「え…？」

志「あなた方のお陰で、真実が分かった。僕も、
　前に進めたんです。感謝してもしきれない。」

三「…お礼を言われたのは、初めてです」

ミコトさんは驚いた表情だ。

中堂さんと坂本さんが騒いでいる中、
少し重めの会話ではあったけど

東海林さんが言っていたのは
こういうことだったのかもしれない。

仕事を分かってくれる人。

業種は違うけど、UDIとMIU。

お互い良い仲間になれそうだ。

ここにいる皆んなも、そう思っていることだろう。