飴色の貴方と苦い恋（茶） (ページ19)

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てっちゃんに呼び出されてガストに来たはいいものの相変わらずの遅刻。

たまらずてっちゃんにLI〇Eをする。

『まだかや？』

て｢ごめん！もうすぐ着くと思うからさ！｣

『はやく！待ちくたびれた！』

いつまでたっても遅刻癖が治らないんだから笑

いくら店員でもそろそろ何も頼まないのも悪いしなにか頼もうかなとメニューを開く

ざわくんが今日シフト入ってないって分かってはいるけれど考えるのは彼のこと。

あの時なにかできたのかとか、先に言えばよかったのかとか考えても考えても止まらない

『う～～～んとりあえずポテトかな！てっちゃんに奢らせよ！』

注文ボタンを押しかけた時、てっちゃんのバイクの音が聞こえた

『やっとだ、、、』

直後、乱暴にドアが開く音がした。

私はドアの方へ振り返り視線をやる。

『もー！遅い、、、よ、、、』

虫｢大変、お待たせしました｣

そこに立っていたのはてっちゃんではなくざわくんだった

『どうしてざわくんが、、、？』

頭のハテナが止まらない

だってあのキャンプ以来連絡も取りづらくケンカしたままだったのに、

そんな私の考えとは裏腹にずんずんざわくんが距離を寄せる

そして私の目の前にたった

怒られるのだろう。そう悟って心構えをする。

『ざわく虫｢ごめんなさい。Aちゃん｣

ぎゅっと閉じた目を恐る恐る開くと腰を曲げて私に頭を下げるざわくんがいた。

周りのお客さんにクスクスと笑われるような声が聞こえる

『ざわくん！！頭上げてよ！！』

ざわくんはゆっくりと頭を上げて私の目をじっと見る