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HE「イヴ〜？今回はどうしよっか？」
HE「カラーはシルバーって言われてるけどあとは………レイヤー入れる？ウルフっぽくしてみるのも良いと思うけど…………
イヴヤ〜、聞いてる？」
へメスオンニに頬を突っつかれて我に返った。
「オンニ、今回も指定されてるのってカラーだけですよね？」
HE「ん？……うん、そうだけど？」
「だったら私、───────── 」
HE「えっ……？
ふふっ、すごくいいと思う。」
正直、どうにでもなれと、そんな気持ちだった。
何か、とにかく何か欲しくて。今を打開できるような、何か。
オンニにやってもらっている最中
あまりに勢いで決めたから少しずつ心配になってきた。
「怒られますかね。脱退要求とかクビになったりとか………」
オンニは私の言葉に一瞬目を丸くした後、何言ってるの笑、と笑いながら私の肩を小突いた。
HE「あんたのこれから次第でしょ！ 脱退やクビなんて言葉思い浮かばないくらい、事務所にも世の中にも魅せてやりなさいよ！」
「オンニ…………」
HE「はい、できた！どう？どっからどう見たってイヴは最高よ、世界で1番。間違えなく。」
鏡に映る新しい自分を見て不思議とすっと心が晴れた気がした。
誰かが思う" 男 "っぽく、" 女 "らしくに流された姿じゃなく
私が決めた" 私 "がこうありたいと思う姿。
『「だったら私、長くしたいです。思いっ切り。元々の私みたいに。」』
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作者名：ﾊﾞｸﾌ x他1人 | 作成日時：2023年11月8日 5時
