３０ ページ32
ジイド 「そう云えばドッポくんには迷惑にならないように。なんてことをロカが云っていたぞ。」
織田 「俺も聞いた。徳冨はどうやら太宰が探偵社にいるとは気付いていない様子で、ポートマフィアと云っていたぞ。太宰が探偵社に行ってもなんら迷惑はないだろう。」
安吾 「裏の人間にはまだ情報矯正ができていなかったですか。少し出直してきます。」
安吾が出て行った。特務課として戻らないと種田長官に怒られるとでも思ったのだろうか。
それにしてもドッポ......。
太宰 「国木田君、か。」
彼なら助けを求めてくれた人に手を差し伸べて誰とでも仲良くなっていそうだ。だけどおそらく感づいているだろう。彼は何かがおかしい、と。
紅葉 「鴎外殿、今だけ探偵社と協力関係を築くというのはどうじゃ？丁度探偵社からのお茶会の誘いも来ておるしの。太宰には探偵社として動いてもらい、ホトトギスを捕まえ、組合の殲滅も行う。私らはホトトギス殲滅、Aの救出、組合の殲滅を行えばよかろう。」
確かに姐さんの云う通り、探偵社と協力してホトトギス殲滅に動いたほうがいいだろう。国木田君単体に聞くよりも怪しまれずに済むしね。
鴎外 「探偵社と協力すれば調査する手間が省ける、か。今ある中では理論最適解だね。それでいこう。」
広津 「首領、Aさんはいかが致しましょう。探偵社に伝えるか、伏せるか。」
鴎外 「そうだねえ。どうしようか、太宰君。」
太宰 「私は伝えるつもりですよ、首領。探偵社には凄腕の探偵がいますから、下手に怪しまれては本末転倒ですからね。」
乱歩さんはすぐに判ってしまうだろうから。
中也 「鳥打帽の探偵か。」
織田 「鳥打帽の探偵？」
織田作と中也には乱歩さんに心当たりがありそうだね。
そういえば織田作、ジイドと戦う前に誰かに「君、死ぬよ。」って言われたって言ってたっけ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
「 」 - お判りいただけてうれしいです。そうなんです、ところどころに歌詞が入っていたり、歌詞に似た言葉が入っていたり...。暇があったなら探してみるのもいいかもしれません。 (2019年12月11日 15時) (
レス) id: 43b82fbd6e (このIDを非表示/違反報告)
しり - 誰かの心臓になれたなら、ですよね！歌詞が入ってます！ (2019年12月11日 1時) (レス) id: b21ae34836 (このIDを非表示/違反報告)
「 」 - まゆさん» コメントをいただき、ありがとうございます。時間があまり無いので、更新が遅いですが、出来る限り頑張っていきます。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: d2a4aee116 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年9月27日 13時) (レス) id: b085d94187 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2019年8月14日 12時
