鬼舞辻兄妹のほのぼの日常！ (ページ9)

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8日目ページ9

夢を見た。僕がまだ人間だった頃の夢。あの時は兄貴と一緒に大人の会議を盗み聞きしてはこってり怒られたっけ。その罰として一句詠めって毎回言われて2人で一晩中考えあったなあ。あれでもない、こーでもないって。
今思えばさ、兄貴、あれが一番かわいかった時期だなって思っちまうんだわ。

　輝哉「A、炭治郎達が帰ってきたから柱合裁判始めるよ。起きてくれ。」

耀哉の声で起きる。

　A 『まじ？帰ってきたん、あの2人。』

やっべえ。めっちゃうきうきしてきたわ。ってか、あの耀哉大好きっ子、僕が来ると鬼の匂いって云いながら来るらしいけどさ、出ても大丈夫なんかな？

　耀哉「私は先に剣士(こども)たちの前に行くけど、Aは此処にいるかい？襖の間から裁判を見てもいいよ。A自身の裁判は炭治郎が帰ってから行おう。」

　A 『耀哉の云う通り此処から炭治郎少年を覗かしてもらうわ。可愛い何代目になるかもわからん子供たちおるしな。』

　白髪「お館様のお成りです。」

あ、行くのね？

　A 『行ってら、耀哉。』

耀哉はゆっくりと襖から出ていく。お、炭治郎少年発見。

　耀哉「よく来たね。私の可愛い剣士たち(こどもたち)。」

　炭治郎「！？」

驚いてるねえ。と、云うかあの耳飾り、昔兄貴を殺しに来た鬼狩りの剣士が付けてたか耳飾りだよね？花札みたいな。
いつかの日、兄貴が殺されそうになってるの珠世と一緒に傍観してたっけ。兄貴逃げやがったけど。まあ、兄貴が死ぬのは僕にとって関係ないって云うか、どうでもいいって云うか。

　耀哉「お早う皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな？顔触れが変わらずに半年に一度の¨柱合会議¨を迎えられたこと、嬉しく思うよ。」

そういえば病気だっけ？目が見えなかったはず。

って、うおっ。炭治郎少年をすっごい勢いで地面にたたきつけた傷だらけ君がいる！あれれれ？この前おはぎ頼んでた人じゃん。
いやぁ。柱もたくさん並ぶと凄いねえ。

　実弥「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」

あら、常識人だね。

　耀哉「ありがとう、実弥。」

あ、あの傷だらけおはぎ少年が不死川少年なのね？耀哉大好きっ子なのね？