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「飯田まだ完治してないんだろ、見学すりゃいいのに……」
「クラスでも機動力良い奴が固まったな」
「うーん、強いて言うなら緑谷さんが若干不利かしら」
「確かにぶっちゃけあいつの評価ってまだ定まんないんだよね」
「何か為す度、大怪我してますからね……」
当人達がいないからか、割とシビアに評価がされている。さらには誰が1位になるかの予想をしだしたが、人によって結構バラけた。
Aもせっかくなので誰が1位になるか、考えてみる。
……飯田はこの複雑な場所ではあまり個性を活かせないと思う。芦戸もいい所まで行くだろうが、やはり柔軟な思考を持っていて、なおかつ個性を色んな方法で活用出来る瀬呂や尾白が有利な気がする。
緑谷は……正直、分からないといったところか。
そうこうしているうちに5人の配置が終わったらしく、オールマイトから救難信号……つまり、スタートの合図が出された。
「ほら見ろ！あんなごちゃついたとこが上行くのが定石！」
「となると、対空性能の高い瀬呂が有利か」
スタートと同時に飛び出したのは瀬呂。テープを出して巻き上げる形で配管の上をどんどん飛び越えていく。
瀬呂が1位になると予想していた切島が思わず声を上げて画面を指さすと、その近くにいた障子が頷きながら分析する。
尾白は尻尾で地面を叩いて飛びながら進み、芦戸は酸を利用して配管の上を滑るように移動、飯田はいつものようにエンジンを噴かせて走っていた。
そんな中、瀬呂の横を勢いよく通り過ぎる影があった。
「おおお緑谷！？何だその動きィ！！？」
あの動き、おそらく個性を使用しているのだろうが、それにしても1週間でここまで変わることが出来るというのか。
緑谷がぴょんぴょん飛んで行くのを画面内のレースに参加している生徒達も、モニターの前のAを含めた待機組も驚いていた。
「………あ、もしかして……」
そして、何人かの生徒が気がついた。緑谷のあの小回りの利く動き……おそらく参考にしたのは爆豪だろう。
結局、緑谷は途中で足を滑らせてしまったため瀬呂が1番ではあったが。その瀬呂は1位だったが、どこか危機感を感じさせる顔をしていた。
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
