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午後の授業は、1週間ぶりのヒーロー基礎学。
ヒーローコスチュームに着替え、指定された運動場のゲート前に集まっていたA組。その顔は職場体験先で良い経験を得て自信に満ち溢れている人もいれば、思っていた活動が出来ずにいたのか少し浮かない顔をしている人もいる。
勿論、Aは前者だ。
ベストジーニストのところで職場体験をしたという経験を手に入れ、更に初日に「矯正の必要無し」の判断をもらった。
それだけでも行った価値があるのに加えて、前線でプロヒーローをやっているからこその話を聞けたり、戦術…特に近接戦闘についてかなりレベルアップ出来たのではないかと考えている。
『自分の得意な戦法に相手を引きずり込め』
この言葉を忘れずに今後に繋げていこうとAは思った。
「ハイ、私が来た。ってな感じでやっておくわけだけどもね。ハイ、ヒーロー基礎学ね！久し振りだ少年少女！元気か！？」
オールマイトが普通に登場して授業が始まった。
いつものように登場時に大きな声でポーズを決めた……訳ではなく、なんだかスルッと入ってきた。パターンが尽きたとかいう遠慮のない声まで聞こえてくる。
「職場体験直後ってことで、今回は遊びの要素を含めた救助訓練レースだ！」
「救助訓練ならUSJでやるべきではないのですか！？」
オールマイトの言葉に、即座に飯田が質問を投げかける。
「あそこは災害時の訓練になるからな。私は何て言ったかな？そう、レース！ここは運動場γ！
複雑に入り組んだ迷路のような細道が続く密集工業地帯！4組に分かれて、1組ずつ訓練を行う！私がどこかで救難信号を出したら街外から一斉にスタート！誰が一番に私を救けに来てくれるかの競争だ！
もちろん、建物の被害は最小限に、な！」
そう言いながらオールマイトは爆豪を指差した。初回の授業で見事なまでに施設を破壊していたからだろう。
一応、緑谷もビルをぶっ壊したのだが…指を刺されなかったのは性格的な面もあるだろう。
早速ゲート前から、A達は運動場内に移動する。
1組目は瀬呂、飯田、尾白、芦戸、緑谷の5人だ。
他の生徒たちはVTR中継で確認出来るようゲート近くの待機場所にてレースの様子を見守る姿勢に入った。
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
