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「吉澤、お昼一緒に食べよ！」
「女子みんなでランチしよう！」
「えっ、分かった……？」
あれ、いつもそんなことしてたっけ……？
疑問に思いつつ芦戸と葉隠の2人に両サイドを固められて、Aは大食堂へ連行されていった。
それぞれ食べたいランチを買った女子7人で壁際の8人掛けテーブルひとつを占領させてもらった。
「……で、何か聞きたいことがあるの？」
「ねぇ、放課後デートなんて……いつからそんな関係になったの？」
「職場体験前も、なんか距離感縮まってたけど……何かあったかしら」
「やっぱり、準決勝の試合じゃない？」
「ごめん、とりあえずひとつだけ。放課後デートじゃなくて、手合わせの約束だよ」
中学の時に恋バナなんてものをしたことがなかったAには、この女子達の「キャー！」というテンションについていけずに戸惑いを隠せなかった。
なんせ、葉隠と芦戸はともかく、蛙吹や耳郎のこのノリについて行っているのだ。
「……手合わせ？」
「そう。職場体験中に1度連絡をとった時に約束したんだ。ベストジーニストからどんな指導受けたのか知りたいって」
「まあ、流石轟さんですわね。職場体験後だというのに」
「それは、うちも知りたいなぁ！」
「お茶子も来る？せっかくならガンヘッドのところで何やったのか教えてよ」
「ええ！行きたい…….けど、迷惑じゃないかな？」
「さっき緑谷と飯田も誘っていいかって言われたから、大丈夫だよ」
「そっか！じゃあ行くね！」
「………なんか、吉澤と轟よりも、吉澤と麗日の方が仲良くなってない？」
耳郎がそう言ってしまうのもまぁ分からなくもない。特にAは、体育祭前まで特定の誰かと仲良くすることはほとんどなかった。話しかけられたら話す程度の、来る者拒まず去るもの追わずだったのだ。
それが、体育祭後に轟と、職場体験後に麗日と仲良くなっていた。
Aからすれば轟は自分の出生のことを知っても変わらず接してくれたから、麗日は1週間も連続で電話、それも職場体験中でそれなりに大変な時にしていたら、それはまぁ仲良くなるだろうって感じだが。
「ねー、なんか……Aちゃんとお茶子ちゃんが出来てるって言われた方がちょっと納得出来るかも」
「いやそれは無いでしょ」
葉隠の言葉にすぐさまAは否定の言葉を入れる。
何となく、麗日が緑谷を気にしているのを知っていたから。
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
