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───「しかし、君には致命的な欠陥がある。『自分が1番強い』と思い込み、なりふり構わずそれを実践しようとする、凶暴な人間性」
───「そんな者達を強制する、私のヒーロー活動……ヴィランもヒーローも、表裏一体。そのギラついた目に見せてやるよ……何が人をヒーローとしてたらしめるのか」
───「ヒーローの規範となるべく人間になるよう教育するのさ。言葉遣い、身だしなみ、モラルの徹底……やるべきことは無数にある。1週間という短い期間で、徹底的に叩き込んでやる」
「………って感じで、なんか初日からピリピリしてたんだよね」
『うわぁ…！それは大変だね……！』
1日目が無事に終わり、夕食を食べた後にAは約束をしていた麗日と電話を楽しんでいた。
麗日の方は1日目から指導してもらったりと、充実した職場体験がスタートしたようで、とても嬉しそうなのが声でも伝わってきた。
とても和やかな雰囲気で1日が終わった麗日とは違い、Aは初日から……ある意味険悪な雰囲気で1日目が終わってしまった。
まぁ、Aはベストジーニストが教育・矯正のプロフェッショナルで、今後の信頼に繋がると考えたからこそジーニアスを希望したのだが、恐らく爆豪は違ったのだろう。
ベストジーニストが言っていたように、ヒーローチャートの4位だったから、という理由なのかもしれない。恐らく、ベストジーニストが教育や矯正を専門としていると知っていたらここには来なかっただろう。
案の定、爆豪に関しては矯正する気満々で指名したとベストジーニスト本人が言っていた。挨拶が終わった後に事務所の仕事の説明をされる事無くサイドキック達に連れ去られた爆豪のあの顔が夢にも出てきそうだ。下手なホラー映画より怖いかもしれない。
『まぁ、爆豪くんは分からなくもないけどなぁ……』
「うん、後から今日1日担当してくださったサイドキックの方から聞いたけど、相当気合い入れていたらしいし」
『マジかぁ、爆豪くん、ドンマイ……』
それは正直、Aも思った。次に会った時には髪の毛がきっちりと揃えられていたりと、身だしなみに関しては既に指導されていたから。
「あはは」と乾いた笑い声を出したAだったが、『それで、Aちゃんは何か言われたん？』と聞かれて、ベストジーニストとの会話をAは思い出す。
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
