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第七話 楽しみだよ ページ9

寮長は私を見たとたんに目を丸くした。


「って、え?」


寮長がじっと顔をみつめてくる。


『え?何?』


訳が分からない。


「その髪…」


『あ、そっか』


昨日まで寮長が見てた私は猫を被った“私じゃない私”だ。


「しかも喋り方まで…?」


うわぁ、説明するの面倒くさいんだけど…。


『うーん…。エースとデュースに聞けばいいよ』


丸投げだけどまぁいいや。


「…そうかい。僕は一刻も君の顔を見たくないんだ」


冷たいなぁ。


『ふーん。私にとっちゃ何で嫌うのか分からないよ』


「君、ユウをいじめてるんだろう?嫌われて当り前だよ」


まーたその話か。


皆さん過保護すぎやありませんかね。


「しかも、自分は何もしていないと嘘を吐く」


自分が現場を見た訳でもないのによく言うよ。


『へぇ。じゃあ嫌いたけりゃ勝手に嫌ってればいいよ』


寮長は何も言わなかった。


『で、本返してよ』


「あ、あぁ。この二冊。では、邪魔したね」


『じゃあね』


寮長は去って行った。


薄々分かってはいたけど、改めて、この学園の生徒は皆私の敵らしい。


…いいね。


これからきっと楽しくなりそう。

第八話 不機嫌→←第六話 不要



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Yukimi(プロフ) - 優ちゃんも夢主ちゃんも夜森さんが考えなければ産まれなかった存在だから、操られてたんじゃなくて、夜森さんが考えた夢主ちゃんが本当の夢主ちゃんたちなのかなって。ごめんなさい、なんか意味分からんくなりましたね、3つめのコメント失礼しました (2月29日 4時) (レス) id: 19b20bd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
Yukimi(プロフ) - 優ちゃん、辛いなあ。性格って環境で変わっちゃいますよね。愛されたいよね、いじめられっ子なんて尚更、何処かで優ちゃん幸せになって.... (2月29日 4時) (レス) id: 19b20bd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
Yukimi(プロフ) - 何もかもが好きすぎた作品でした。最後に色々と考えさせられてもう、ほんと、好きです。小説の良さを言いたいけど語彙力が無くて言えない私を殴りたい。自分忘れっぽいののか面白い小説読んでも忘れちゃうタイプなんです、この小説だけは忘れたくない... (2月29日 3時) (レス) @page47 id: 19b20bd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
猫狗 - ずっと読みながらにやにやしてしまう僕はどれだけ性格悪いのだろう...((もう、言葉が出ないくらいしっくりきました…!くひひって笑い方いいな...((( (2023年3月7日 18時) (レス) @page49 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - こうゆうのが読みたかったんですこういうのが!!!!!!!!! (2023年2月22日 2時) (レス) @page47 id: 447cc165c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜守 | 作成日時:2020年8月6日 18時

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