JMside ページ1
先「はい、もう一回。コンサートで一曲しか披露しないわけないでしょ。もう一回。」
鬼だ。
まだ明らかに息を整えているメンバーばかりなのに。
それにあと何回やるんだ?
終わりが見えなくて自分の体力が持つか心配…。
テヒョンは膝に手をついて息を整えている。
下を向いているから表情まではわかんないや。
そんなことを考えているとまた始めから曲がかかった。
・・・
また曲が終わる…。
きつい…。
RM「テヒョナっ…」
TH「はぁっ…はあっはあっ…ひゅっ…はあはあはぁっ…」
ナムジュニヒョンの声でテヒョンの方を見ると呼吸の音がおかしくて。
JN「…やばっ…過呼吸っ…はぁ…」
近くにいたジンヒョンとナムジュニヒョンが座る余裕もなくてフラフラしているテヒョンを練習室の端に移動させてゆっくり座らせる。
みんな息を切らして3人のところに集まる。
TH「はあ…はあっはあ…ひゅっ…ごほごほっ…はあはぁっはあ…」
SG「テヒョナ、すぐ良くなるから。ゆっくり息吐け。」
僕は乱れた呼吸のリズムを戻せるようにゆっくりめに背中をさする。
TH「くるしっ…はあはあ…ひゅっ…はぁっ…ぁっ……はあ…げほげほっ…」
JN「大丈夫、大丈夫」
SG「ヒョンに寄りかかったら楽かも」
シュガヒョンがテヒョンの目の前にいたジンヒョンに寄りかかれるようにテヒョンを誘導する。
SG「いい?ダメだったら元に戻ってもいいから」
テヒョンはこの状態の方が楽らしくそのまま息を整える。
後から聞いた話では前かがみになることで息を吐きやすくて吸いづらい体勢になるからいいらしい。
テヒョンはジンヒョンの服を握りしめていてまだ苦しいんだろうなって言うのが伝わってくる。
10分くらい経ったらさっきよりはマシになってきた。
でもまだ息が苦しそうで気づいたら背中をさする手に力が入りすぎている。
TH「練習っ…はあ…ぁ…はぁ……続き…はあ…」
JN「もう十分練習したよ。僕ももう限界。今ナムジュニたちが先生に聞きに行ってくれてるから。安心して休みな。」
ジンヒョンの言葉は本当に大丈夫って思えるし、テヒョンが気遣わないようにっていう配慮もあって優しいな。
テヒョンも頷いてまた目を閉じた。
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結良 - ひめかさん» ひめかさん、たくさんのコメントありがとうございます💕ジミンちゃんの弱ってる姿もかわいいですよね😊 (2022年10月25日 21時) (レス) id: 8a6658f46b (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - ジミンちゃんの病系も読みたいです😳 (2022年10月17日 18時) (レス) id: c1822156e7 (このIDを非表示/違反報告)
結良 - ひめかさん» 読んでいただきありがとうございます^ ^ 良い設定が思いついたら書きたいと思います。 (2022年9月19日 13時) (レス) id: 8a6658f46b (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - 次のお話も楽しみに待ってます🧡 (2022年9月14日 11時) (レス) id: 44cfa30b76 (このIDを非表示/違反報告)
結良 - めろんさん» 2作とも読んでいただきありがとうございます。読んでいただける人がいると思うと心強いですね(^^) (2022年8月14日 14時) (レス) id: 8a6658f46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結良 | 作成日時:2022年7月17日 19時