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5話 ページ7

「…君達、何故こんな時間に森に?」



『…こ、コラボ…』



ノートン「それ言っても分からないからこの馬鹿」



『いったぁ!!?』





頭を叩かれ蹲る。可哀想じゃない?聞かれたから多分そうだと思って答えたのにこの仕打ち。

痛いと叫んでからか、少女がびくりと肩を震わせた後に顔を覗かせて来た。心配してくれるの?可愛いね優しいね…不審者かな?





ノートン「何でかは分からないけど突然ここに…放り出された?からどうすれば良いか考えていた所」



「そうか…それなら、私の家に来ないか?」





…その言葉には、何かが隠されている様な気がして。頷けないまま彼を見ていると、キャンベルさんは暫く考える様な仕草をする。

…ろくでもない事言い出しそうだな、この男…





ノートン「そこに醤油とバターは?」



『やっぱりろくでもない事言うじゃん人の事言えないわこのばーーーか』



ノートン「君が言い出したせいでしょ」



「…ば、ばたー?はないが、醤油ならある」



ノートン「うーん…まあキノコが美味しく食べられるなら何でも…」



『味なしでも満足に食べてませんでした??』



ノートン「満足はしない。出来れば炭水化物も…」



「米で良ければ…食事がしたいのなら他にも肉や野菜などあるが…」



ノートン「ノッた」



『勝手に決めるのやめてくれませんか〜??』





自分が今一人になりたくないと言うのをきっと分かっているのだ、彼が行くと言うのなら自分も行くしかなくなると言うのに。

不服に思いムスッとした顔をしていれば、気に食わなかったのか頬を抓られる。ねぇ貴方本当に。





紫織「私は臥竜岡 紫織(ながおか しおり)。この子は美尊(みこと)。君達は?」



ノートン「ノートン・キャンベル。こっちは…」



『シエル・スペンサーです。…やっぱりここ日本かぁ』



紫織「その言い方から考えて、やはり異国の子達か。どうやってこの森まで来たかも不思議だが…それよりとりあえず家へおいで。美味しいものを食べよう」



ノートン「待ってました」



『お腹空いてたんだなぁ…』





キャンベルさんが見境なくキノコを食べ始めた理由が分かって遠い目をする。そんなにお腹が空いていたのならそう言ってくれれば良かったものを。

まあ言われた所でその辺のキノコや野草を食べる他なかったのだが。



…そう考えると、この人に会えたのは幸運だったのかもしれないなぁ。

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虹希(プロフ) - よくねたしおさん» ありがとうございます〜!更新ゆっくりになるかもしれませんが書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!✨ (6月22日 16時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしお - 好きです!!応援してます! (6月22日 12時) (レス) @page6 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作成日時:2023年6月21日 3時

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