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3話 ページ5

『コラボじゃない?』



ノートン「こんな雰囲気のコラボなんてあった?今まで」



『何も言われずに放り出される事なんてなかったけど…それ以外で理由が浮かばない』





自分達が普段居る「エウリュディケ荘園」。そこではサバイバーとハンターと言う二つの陣営に分かれた「ゲーム」が行われている。

サバイバー四人がハンター一人から逃げ切ると言うものである。ハンター目線からすると逃げようとするサバイバー四人をロケットチェアと言う椅子に吊って荘園に戻す…と言った感じだろうか。

そこではそれぞれみんなが「衣装」を得る。定期的に新しい「衣装」を得るのだが、時々荘園主曰く「コラボ」と言うものをする時がある。今回もそれだと思ったのだ。…衣装ではない、と言うのが不思議であるが。自分達も不思議で仕方ないが、荘園主と言う奴はそう言う存在なのである。いつも不思議な事ばかりして来る。



…気紛れな荘園主の事だ、新たな挑戦とか言うのだと思っていたが…違うのだろうか。





『違うんだったら、あれ、何ですか?』



ノートン「僕に聞かないでよ」



『うぇんキャンベルさん相変わらず自分本位に生きてて無理すぎる、人にばかり考えさせないで自分でもしっかり考えてくださいよ』



ノートン「考えてる考えてる」





手慣れた様子で火を起こしながらキノコを焼き始める。この人本当に何やってんだこんな時に。

荘園主の気紛れコラボだと自分は今でも思っているのだが、だとしてももう少し分かりやすい説明が欲しかった。マップ整理だなんて言って放り込む事ないのに。



焼けたキノコを一口食べて大丈夫だと分かったのか、要る?なんて聞きながら一つ差し出してくる。毒味任されたら流石に殴ろうと思っていたけれどまあそんな事はしないか、サベダーさんと言いこの人と言い食べれるものは何かと食べるからな…

以前荘園主が突然何を思ったのかサバイバルゲームと称してサバイバーとハンターを同時に野に放った時もその辺にある食べれる雑草食べてたし。そう考えると本当に凄いな、特にそれで持ってるお腹が。

この後森を下らなければならないだろうし、腹拵えはしておくべきか…とキノコを口に入れながら思う。





『…醤油とバターが欲しいな…』



ノートン「うわ何でそう言う事言うの、これじゃ物足りなくなるでしょ。君って本当に余計な事ばかり言うよね」



『そこまで怒られるとは思わなかったんですよ』

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虹希(プロフ) - よくねたしおさん» ありがとうございます〜!更新ゆっくりになるかもしれませんが書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!✨ (6月22日 16時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしお - 好きです!!応援してます! (6月22日 12時) (レス) @page6 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作成日時:2023年6月21日 3時

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