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13話 ページ15

錆兎「なっっ…にを、考えているんだ!!」



『え?野草美味しくなかった?』



錆兎「そこじゃない!!何故お前はここで火を起こした!!山火事になる所だったぞ!!」



『ならなかったから良いじゃないですか』



錆兎「そう言う問題じゃっ…おい続きを始めるな!!鬼が寄ってくるだろう!!」



ノートン「自分から行くより寄って来てくれた方が楽じゃない?」



『ですよねー』



錆兎「…どうやってここまで生き残って来たんだ…」





本当に分からないと言いたげに額を抑える錆兎くんを見ながらケラっと笑った。折角だから焼いて食べようぜって話になったは良いが彼には受け入れられなかったらしいね。

キャンベルさんは一切気にせず食べている。流石。





『どうやっても何も自分もキャンベルさんも貴方とは比べ物にならないくらい強いからなぁ』



錆兎「それは分かる、…あんな呼吸は見た事がなかった、その上あまりの強さにあの多くの人を喰った筈の鬼も一瞬で頸を落とした…」



ノートン「それが分かったなら食べなよ。あと二日もあるんだから満たしておかないとやっていけないよ」





余りにもマイペースな自分達を見て拍子抜けしたと言う様に、彼はその場に座り込んだ。そして野草を食べ始める。意外と美味しかったのか少し驚いた顔をしていた。

この子多分面白いな…



にしても仮面の下には中々の美形が隠れていたものだ。仮面をしている人は顔が良いと言う決まりでもあるのだろうか。そう言われた方が納得がいく程には美形だった。





錆兎「…そうだ。お前達の名前は?」



『シエル・スペンサー』



ノートン「ノートン・キャンベル」



錆兎「何となくそんな気はしていたが…やはり異国人か?」



『臥竜岡さんにも言われたけどそんなにおかしいです?異国人は』



錆兎「少なくとも俺は見た事がないからな。…お前の顔立ちは比較的俺達に似通っている気もするが…」



『母国は日本だしシエルは本名じゃないですからね』





あ、この野草結構美味しい。そんな風に味わっていると、何故偽名を使うのか分からないと言いたげに首を傾げる。

便利屋が本名で生活してみろ、背景が見えて良い筈がない。法に触れる事までしていたからこそ、本名でも本来の自分としても生活はしていなかったのだから。



それが功を奏したから荘園でも中々生きられたのだと思っている。基本的にみんな異国人だったからね。

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虹希(プロフ) - よくねたしおさん» ありがとうございます〜!更新ゆっくりになるかもしれませんが書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!✨ (6月22日 16時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしお - 好きです!!応援してます! (6月22日 12時) (レス) @page6 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作成日時:2023年6月21日 3時

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