決着がつかず ページ42
You-side
──なんで…勝負なんて展開に？
私が止めるのも聞かず、オッパと聡志くんのシュート対決が始まってしまった。
オッパがバスケットする姿、初めて見れたのに。こんな落ち着かない気持ちで見るなんて…
勝負はオッパが1本リードして。
最後を決めれば勝ち…という場面。
両手を握り合わせて見守っていたら…
聡志『決めた！僕が勝ったら、Aにキスしてもらう！』
──ええっ！？
聡志くんの声にオッパも驚いたのか…
「あっ！」
その手から放たれたボールは、ゴールの縁を1回転して…入らずに落ちた。
YS「アイツ、なんて言ったんだ！？」
「聡志くんが勝ったら、私に…キス…してもらうって…」
そして、その直後。
聡志くんがシュートを決めた。
聡志「同点だね…もちろん決着つくまでサドンデスでしょ？」
──オッパ以外の人とキスなんて…
「もうヤダ…こんな勝負…」
YS「絶対負けないから。お前のために」
「オッパ…」
YS「よし…今度はそっちからだ」
私の言葉なんて聞き入れてくれなくて。
勝負の続きが始まってしまって。
決着がつかず、時間だけが過ぎる。
帰国したばかりだからか、オッパが疲れてきたのが目に見えて分かった。
──2人とも私の意見をスルーして…
──勝負したいだけなんじゃ？
「もうイヤ…やめて！2人とも負け！」
気付けば、大声で止めながらゴールの下に立っていた。
YS「負け？何を言うんだ…」
「勝負はここまで。引き分け！」
聡志『そんな、勝敗つけなきゃ…』
「最初の5本で決まらなかったんだから…どちらも勝てなかったって事だよ」
聡志くんの方を向いて、
「勝手に条件出さないで。私は好きな人としかキスしません！」
そう聞いて、ホッとした様子のオッパに向かって、
「私の気持ちを無視して…勝負始めないで。聡志くんと会うかどうかは自分で決めます」
YS「それって…今後も会うって事か！？」
首を横に振り、再び聡志くんの方へ向き直る。
『好きな人が嫌がる事はしたくないの。聡志くんは東京の頃からの仲間でしょ？信用してる。SNSなんて冗談だよね。これからも一緒に…お仕事したいよ』
聡志『僕はもっと…Aと仲良くなりたいんだ。韓国に来たばかりで友達もまだいないし…』
『その淋しい気持ちは私も知ってるから。それなら他の人も一緒にご飯とか行こう…ね？』
YS「A、待って…」
聡志『僕の話しを…』
2人の言葉に耳を塞いで。
マンションに向かって走った。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
