勝敗の行方 -YS- ページ41
YS-side
「イギリスにいた頃からバスケやってて…大学でも活躍して、選抜にも選ばれた事があるみたいで…」
──実業団？選抜された？
道理で…
自信たっぷりに挑発してくる訳だ。
「そんな勝負やめて…聡志くん、お店も移るし、私が気を付ければ…」
YS「今夜だって、現にこうして呼び出されてるじゃないか！」
Aは一瞬ビクッとして俯いた。
──男に二言はない。
一度はアイツの挑戦を受けたんだ。過去の栄光を聞いたからって、引き下がれない。
YS「大丈夫だ。そこで見てて」
不安気なAの頬を撫でてから。
聡志と向き合った。
──クソッ…やっぱデカいな。
こうして近付くと目線が上。
俺より、10�儷瓩�も背が高い。
聡志「へぇ…勝つ気でいるんだ(笑)」
YS「負ける気で挑む勝負なんてない」
同じ位置から交代でロングシュート。
5本中、1本でも多く決めた方の勝ち。
順番は、ジャンケンで俺からになった。
1本目はお互いに入れて。
2本目は…俺が外してしまった。
3、4本目は、俺が決めて聡志が外し、
1本リードで迎えた5本目。
──ここで決めれば…
呼吸を整え、ボールを構えて。
投げようとしたのと、ほぼ同時に…
聡志『決めた！僕が勝ったら、Aにキスしてもらう！』
──“Aにキス”！？
日本語だったが…
その部分だけはハッキリ分かって。
動揺した。
「あっ…」
彼女の声と共に…
ボールはゴールの外へと落ちた。
すぐさまAに駆け寄り、
YS「アイツ、なんて言ったんだ！？」
「聡志くんが勝ったら、私に…キスしてもらうって…」
──！！！
とんでもない条件に…
今にも泣きそうな彼女。
だが聡志は、最後のボールを…あっさりと決めた。
聡志「同点だね…もちろん決着つくまでサドンデスでしょ？」
それを聞いて、
「もうヤダ…こんな勝負…」
Aが俺の腕にしがみついた。
YS「絶対負けないから。Aのために」
「オッパ…っ…」
聡志は、楽しそうにドリブルしてる。
──もしかして…ここまで本気じゃなかったのか？
だが、こうなったら勝つしかない。
YS「よし…今度はそっちからだ」
サドンデスでは、俺が後攻になり。
聡志が入れれば俺も入れて。
聡志が外した時、なかなか決められない。
聡志「なかなかやるね。まさか経験者とは思わなかった」
お互いに譲らず、引き分けが続き。
体力の限界が見えたその時。
「もうイヤ…やめて！2人とも負け！」
Aの声が…響いた。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
