直接対決 -YS- ページ40
YS-side
急いで俺も公園へ向かうが、いつものベンチや散歩コースに姿はなく。
──あれか？
入口から一番遠い広場に…人影。
そこに向かって猛ダッシュ。
近付くにつれ、2人の姿がハッキリ分かり…大声で呼んだ。
YS「Aっ！！」
俺の声に、振り返る彼女。
YS「こんな所で何やってるんだっ…」
「オッパ…」
安堵の表情を浮かべたAの側に行き、その手を握りしめた。
聡志は…何か言いたげな表情で、俺を睨んできた。
YS「こんな夜遅くに、俺の女を呼び出すな。知ってると思うが、俺がAの…」
聡志「彼氏…なんでしょ？」
言い終わらないうちに、遮ってきやがった。
YS「分かってるなら、Aと2人だけで会ったり、こんな風に夜遅くに呼び出したりするのは遠慮してもらいたい」
やっと言いたい事を伝えられたが、聡志は鼻で笑って。
聡志「彼氏だからって、同僚や友人との付き合いにまで口出しを？」
YS「仕事の付き合いや、友達と複数で集まったりするのなら構わない。だが…違うだろ？」
年末、マビに来た時に交わした会話をハッキリと覚えてる。
それに…川上さんから聞いた情報。
コイツが韓国に来た目的は間違いなく…
聡志「いいんですか？2人の交際を公にしても…」
YS「構わないさ。これまで何度も公表したいって思ったんだ。彼女を危険に晒してもいいのなら勝手にすればいい。Aの事は…俺が必ず守るから」
奴が唇を噛み締めた瞬間。
心の中でガッツポーズをしたが…
聡志「勝負しませんか？」
YS「…勝負？」
聡志は手にしていたボールを何回か地面に叩きつけると、バスケットゴールを指差した。
聡志「会う会わないは、僕とAの問題でしょ。僕があなたの言う事を聞く理由がありません。どうしても彼女に近付いてほしくないなら…シュート対決しましょう」
──シュート対決？
バスケは得意だ。
背の高い聡志にもシュートでなら…
YS「俺が勝ったら…2度とAを強引に呼びつけたりしないって約束するか？」
「オッパ…っ」
ここまで黙って様子を窺っていたAが、俺の腕を引っ張った。
聡志「いいですよ。その代わり僕が勝ったら……僕の希望を聞いてもらいます」
──負けるもんか…
俺は着ていた厚手のジャンパーを脱いで、Aに渡した。
「待って、あのね…」
YS「心配するな。バスケは昔してたし…」
「聡志くん…学生時代、有名な選手だったの。実業団からも誘われたくらいだったって…」
──な、なんだって！？
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
