男のプライド -YS- ページ36
YS-side
部屋に帰って、寛いでいたら…
「あのね…新しい部屋の家賃、私も少し出したいんだけど…」
Aが突拍子もない事を言い出した。
YS「何言ってるんだ？そんなの払ってもらうつもりは毛頭ないぞ？」
「でも…今日の家具だって電化製品だって、全部オッパが払ってくれてたでしょ？それに、今の家賃を払わなくなるから、その分だけでも…」
店での会計の度に、彼女が気にしてるのは伝わってきてた。
金銭的な面で俺に頼らない性格だって、これまでも何度も直面してきたが。俺だって男のプライドがある。
YS「気持ちだけ受け取っておく」
「だけど…」
YS「それに新居は家賃じゃなくてチョンセ…保証金制度だから…」
「じゃあ光熱費分だけでも…」
──なかなか強情。
“受け取って”“受け取らない”…の押し問答が続く。
YS「もし俺が一人暮らしだとしても、当然かかる物なんだから…」
「そうかもしれないけど…」
──うーん…埒が明かないな。
YS「じゃあ食費…家での食事にかかる分は、全部Aに任せるよ」
「オッパは…あまり食べてくれないもん」
YS「そんな事ないぞ？朝食は毎朝食べるし。休みの時は昼だって…」
ちょっと考え直してる様子。
YS「それに…大学の時の奨学金と仕送り、毎月振り込んでるんだろ？」
「どうしてそれ…」
──あっ…(ﾟДﾟ;)
「なんで知ってるの？話した事ないのに…」
厳しい追及に観念して、打ち明けた。
YS「実は…1月にペンミで東京に行った時、Aのお母さんの勤め先の病院まで行って、挨拶してきたんだ」
「えっ…」
YS「一緒に暮らす部屋も決まったし…どこに住むのかとか心配するだろ？ちゃんと報告したかったんだ。今までと同じ建物で安心してたよ」
「知らなかった…お母さんも電話した時、一言も…」
Aのお母さんは、韓国での生活が大変なはずなのに、奨学金の返済額を含めた仕送りを毎月送ってくる事を気にしてて。
YS「新生活が始まるなら、いろいろ物入りだろうから…もういいって伝えてくれって」
「お母さんが？」
YS「ああ。でも、そう言われても、お前ならきっと送り続けるだろうから…今まで通り受け取ってやってほしいってお願いした。韓国での生活は俺がちゃんとしますって…約束してきたんだ」
そこまで話すと、目を潤ませて抱き付いてきた。
YS「このくらいは俺に甘えてくれ。浮いた家賃分は貯金して、お母さん達をここに招待してあげればいいだろ？」
ようやく納得して、頷いた。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
