もしかして…秘策？ ページ35
You-side
言われた通り、先に店内に入って。
洗濯機売り場の前で待つ。
混雑という程でもないけれど、お客さんがまばらにいて。オッパが現れたら騒ぎになるんじゃないかと心配になる。
──それにしても…新品の洗濯機って、結構するんだね。
さっきの家具もどれも高級な感じで。
合計金額、かなりしたはず…
オッパには“金額は気にするな”って言われたけど…正直気になる。
今の部屋の家具家電は備え付けだから、自分で大きな家具や電化製品を買う機会なんて今までなくて。
お買い物が出来て嬉しい反面、戸惑う。
──家賃って一体いくらなんだろう？
あんなに広いし、きっと高いはず。
全部甘えるわけにはいかないよね。
一度、ちゃんと相談しなくちゃ…
そんな事を考えていたら、強い視線を感じて。
横を向くと…金髪のロン毛にニット帽を被った、外人っぽいお兄さんがこちらを見てた。
？？「アンニョ〜ン♪」
──えっ…私に話しかけてる？
怖い人じゃないよね？
サングラスしてるから、人相や表情が分かりづらいけど…
──んんっ！？
「まっ…まさか…」
鼻と唇、顎の形。
目の前の人は、間違いなく…
「オッパ？」
YS「シーッ！」
人差し指を口の前に立てて、近付いてきた。
「どうしたの？それ…」
YS「こういう時のために買っておいたんだ。今、ジョンジンに届けてもらった」
さっきまで着てた黒のジャケットも、Gジャンに変わってて。かなり凝った変装っぷり(笑)
もしかして…これが秘策？
YS「これなら、よっぽど近付かなきゃ俺って分からないだろ？」
「うん…私も最初、誰かと思った。声色も変えてたんだもん」
YS「作戦成功だな…よし、じゃあ見るか」
周囲の目も気にせず、手をギュッと繋いでくれた。
・
・
YS「結局、一日かかったな〜」
楽しかったショッピングを終えて。
マンションまで戻ってきた。
「帰国したばかりなのに、疲れてない？」
YS「俺は大丈夫だ。Aは明日から店だろ？」
「うん、でも遅番だから…」
YS「じゃあ、今夜も泊まる」
「オモニ達に会ってないんじゃ…」
YS「昨日、ここに来る前に会って来た。それに正月は家で過ごすから」
韓国はちょうど旧正月。
お店は予約でいっぱいだから私は休めないけど、オッパは家族で過ごすらしい。
コーヒーを淹れてソファーに並んで座った所で、話しを切り出した。
「あのね…新しい部屋の家賃、私も少し出したいんだけど…」
その途端、オッパの眉間に皺が寄った。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
