我慢ならない -YS- ページ29
YS-side
俺も急いで駐車場に車を停めて、マンションの中へ。
エレベーターのボタンを押した時、川上さんの部屋の階に止まっていた事に気付いた。
一先ず、Aの部屋に直行。
だが…彼女の姿はなく。
──Prrr…Prrr…
すぐに電話したが、仕事中にしたままなのか留守番サービス。
──まさか、あっちの部屋に…？
Aの部屋にアイツを入れるなって約束してたけど…向こうの部屋で2人きりになる事も我慢ならない。
彼女を奪還するべく。
川上さんの部屋に向かった。
・
・
──ピンポーン♪
何の躊躇いもなく、インターフォンを鳴らすと…
──ガチャッ…
川上「これはどうも…お久しぶりです」
出てきたのは、聡志ではなく川上さん。
しかも愛想良く挨拶されて。
若干、戸惑う。
YS「今、Aが…」
川上「シーッ……」
──？？？
川上「ちょっとこちらへ…」
川上さんは小声で言いながら廊下に出てきて、後ろ手にドアを閉めると、手招きしながら部屋から数メートル離れた。
川上「すみません、インターフォンのモニターに映るとマズいんで。中里が心配でいらしたんですか？」
YS「ええ…今、この部屋にいますよね？聡志って若いのと…」
川上「いますよ。でももう1人、女性社員も一緒です」
YS「えっ…？」
川上さんは経緯を簡単に説明してくれた。
以前、マビにも来た新店舗の店長になる女性が渡韓して。
Aの部屋で歓迎会をすると聞いたけど、彼女が困惑した表情をしていたから、川上さんが自分の部屋でと提案したらしい。
川上「恐らく、2人が強引に押し切ったんでしょう…佐藤はあなたの大ファンなので、本当の事を話しづらいんだと…」
俺が2人を見かけたのは、コンビニで飲み物を調達してきた帰りだったようで。
川上「部屋で待っててください。なるべく早く帰しますから」
──と、言われても。
かつてAを好きだった川上さんだって、信用していいのかどうか…
川上「そんな警戒しないで…中里への気持ちなら、もう吹っ切れてますよ(笑)」
俺の危惧している事が分かったのか、川上さんは穏やかな表情を浮かべて。
会釈して部屋に戻って行った。
・
・
Aの部屋に戻り、暫くは座って待っていたが…
気持ちを落ち着かせようとシャワーを浴びて、部屋着に着替えた。
しかし…
YS「遅い。1時間近く経つし…やっぱり迎えに行くか？」
焦れてきて、立ち上がった次の瞬間。
──ピンポーン♪
チャイムが鳴った。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
