日頃の行い -YS- ページ20
YS-side
一通り話しを聞いて。
一応、俺の考えを伝えたけど。
心配は尽きない。
──本当は仕事なんか辞めさせて、新居から出したくない程なのに…
だがそれは、俺の身勝手で。
Aは、仕事を頑張りたいはず。
それに…
YS「昔、東京の店で会った時、笑顔で働いてたAに惹かれたんだ。応援してる…」
途方に暮れてた俺をホテルに送ってくれて。韓国に来てからも一生懸命だったのを知ってるから。
YS「以前、接客の仕事が好きだって言ってたよな。お前は気が利くし、どんな客にも分け隔てなく親切だから…ますます店が繁盛するな」
「褒め過ぎ…」
照れ隠しかグラスに手を伸ばし、ジュースを一気飲み。
YS「本気でそう思うぞ。うちの事務所の部長にだって、素性を知らずに靴を拭いてあげたんだろ？両親が店に行った時も…」
「お客さんが困ってたら…誰でもそうするよ」
YS「マンションのオーナーも言ってた…いつも親切にしてくれたって」
「私、会った記憶ないんだけど…」
YS「1階の管理室の前で、ゴミの分別を手伝った事あるだろ？」
「あるけど…越してきた当時よ？おばさんが分からなくて困ってたから…」
YS「その人がオーナーの奥さん」
「えっ、そうだったの？てっきり管理会社の掃除の人かと…」
YS「みんな知らん顔で、どんどん置いてくだけなのに、お前は通る度に手伝ってくれたって…その後ご夫婦で店に行って…」
「思い出した！週に一度、旦那さんと来て…カウンターで仲良くランチ食べてた…」
YS「ハハッ…あの部屋を契約する時、お前に会いたがってたぞ」
「知らなかった…」
──Aは日頃の行いが良いから…
だから部長も賛成してくれたし。
新居の契約もスムーズだった。
Aにとっては当然の事かもしれないが、人に親切にするって出来そうで出来ない。
それを自然に行える優しさが、Aの最大の魅力なんだよな。
「オッパ……」
YS「ん？」
俯いて、目を擦っているA。
YS「えっ、また眠いのか？」
「ん…どうしよ…これ、ジュースじゃなくて、チューハイだったみたい…？」
YS「へっ！？」
──ジョンジン…わざとか！？
「オッパに相談出来たら、ホッとしちゃった…でも一緒にいるのに…勿体なくて寝たくない…」
あと半日後には送り出さなきゃいけないのに…
YS「俺も…寝かせたくない」
抱き寄せて。
トロンとした瞳を見つめて。
唇を重ねた。
1分1秒だって、無駄に出来ないから。
──今夜は朝まで…離さない。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
