優しい手 ページ16
You-side
オッパも少し涙ぐんでるのが分かって。
胸が痛い。
すごく真剣に謝ってくれたり。
何度も“愛してる”って言ってくれたり。
なのに…感情の糸が切れてしまった私は、なかなか素直になれなくて。
オッパの胸に顔を埋めて、ただただ我が儘な返事しかできなくて。
それでも…オッパの温もりに包まれている事で、気持ちが落ち着いていった。
・
・
「んっ…」
目を覚ますと、ベッドに寝ていて。
きちんと布団も掛けられていた。
──どれだけ寝てたんだろう？
時計を見ると、4時間ほど経過していた。
部屋の中は間接照明だけで薄暗くて。
起き上がって、目を凝らす。
「オッパ…？」
──もしかして、帰っちゃったの？
私がいつまでも許さなかったから？
あんな状態で寝ちゃったから呆れたの？
──やだ…どこ？……オッパ！
慌てて部屋を出ようとした時…洗面所に灯りが点いている事に気が付いた。
──ガチャッ！
扉を開けると…
YS「A…目が覚めたのか？」
シャワーを浴びてバスローブを羽織っている。
YS「勝手に悪い。仕事の後、そのままだったから…これ着たけど………っ！！」
思いきり、正面から抱きついた。
──いた…いてくれた…
YS「どうした？怖い夢でも見たか？」
首を横に振って、オッパを見上げる。
「いなくなっちゃったと思って…帰っちゃったのかと…」
YS「Aがせっかく来てくれたのに、離れるわけがないだろ？それに昼間約束したよな…たくさん話しを聞いて、いっぱいギュってするって」
「だけど私…あんな乱暴な言葉…ごめ…」
YS「謝るな。俺が全部悪いんだから。ちゃんとお前の気持ちが聞けて良かった…」
「オッパ…」
YS「本当にごめん。許して…くれるか？」
「…ん」
YS「さっきはダメって言われたけど…キス、していい？」
頷いたら、フワッと抱き締められて。
ほんの一瞬だけ…唇が合わさった。
頭を撫でてくれるオッパの手が、いつも以上に優しくて。
止まったはずの涙腺が、また緩み始めた。
・
・
YS「夕飯食べてないんだろ。腹、減ってないか？」
「あんまり…」
YS「喉乾いたな。ジョンジンが買っといてくれたジュース、飲むか？」
「うん。アイスも食べたい…」
遅い時間だけど、2人でジュースを半分こして。
冷凍庫にあったアイスも一緒に食べた。
YS「うまいな…いつも食べずに寝るけど、Aと一緒だから特別だ。そうだ、話したい事があったんじゃないのか？」
──そうだった…何から話そう？
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
