2人の会話 -YS- ページ13
YS-side
ジョンジンは、自分と俺のスマホを通話で繋いだまま、Aの部屋へ。
“JJ「アイスを食べ始めたら部屋の前まで来てね。ドアガード挟んで、ロックかからないようにしておくから」”
俺の弟は、実に頼りになる策士だった。
ポケットの中に入れてるせいか、会話は若干聞き取り辛いが…Aの気持ちが伝わってきた。
加えて…
日頃なかなか聞けない弟の本音も。
意図してなかったが…
言われてみれば、習慣のようになっていた点は否めない。
猛省していると…
JJ「A…もうヒョンには会いたくないでしょ？」
単刀直入に聞いてくれた。
「本当は…会いたいです。でも…今顔を見たら、責めてしまいそうで…」
──A…
JJ「思い切り、責めたらいいよ」
「えっ？」
JJ「会いたいってさ、ヒョン！」
合図の一言が聞こえて。
俺は即座に部屋に入っていった。
YS「A…」
驚いて、目を見開いている彼女。
JJ「じゃあ僕は戻るけど…」
「えっ…」
弟が帰ると聞いて不安そうな様子に、複雑な心境になる。
JJ「このアイス、ヒョンが買ってくれたんだ。残りは冷凍庫に入ってるから」
「ジョンジンさん…」
JJ「ちゃんと思った事言うんだよ？困った事があったら連絡してね！…ヒョン、しっかりAの気持ち、聞いてあげてよ」
YS「ああ…サンキュ…」
ジョンジンは食べかけのアイスを手に、出て行った。
・
部屋に2人だけになり、改めてAを見る。
もう寝ようとしてたらしく、スッピン。
いつも彼女の部屋で着ているクリーム色のホームワンピにカーディガンを羽織って。
ソファーに座り、両手を握り合わせたまま俯いている。
YS「A…黙ってて悪かった」
俺の声にハッとして。
ようやく顔を上げた。
YS「隠すつもりはなくて…不安にさせたくなかったんだ。韓国に戻ったらミンジの事は話すつもりで…」
「ぃゃ…聞きたくない…」
YS「説明させて？本当に偶然で…まさかミンジが沖縄にいるとは…」
「イヤッ！！」
俺の言葉を遮り、両手で耳を塞ぎ、背を向けた彼女。
正面に回り、その手を掴んで顔を覗き込む。
YS「俺の事見て？話し、聞いて？」
「オッパの口から…あの人の名前、聞きたくないっ…ｸﾞｽｯ……イヤなの…っ…絶対イヤ…」
YS「A…」
「なんであの人に優しくしたの！？私のタオル貸したの！？すぐに話してほしかった…っ…ひどい…ひどいよ、オッパ…」
目を閉じて泣き崩れる彼女の姿に。
胸が押し潰されそうだった。
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 兄さんのヤキモチはヒロインちゃん限定ということで(^o^;)ラブラブな同棲生活をお届けしたいです(*≧∀≦*) (2017年11月11日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ナマケモノゆづさん» 応援していただけて嬉しいです(*´-`)マイペースで頑張りますので、これからもよろしくお願いします(#^.^#) (2017年11月11日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 全く兄はちょっとした事で不機嫌になるんだから^^;この先主人公ちゃん苦労しますね>_<でもラブラブ同棲(≧▽≦)ぐふふ(//∇//) (2017年11月11日 2時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノゆづ(プロフ) - 更新されてとても嬉しいです！これからも応援してます、頑張ってください！(⌒▽⌒) (2017年11月10日 23時) (レス) id: 759368090a (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、こんばんは(^^)私も天使の笑顔は無理です(ヾﾉ・∀・｀)でも兄さんにはハグしてもらって甘やかされたい(〃ω〃)その願望を次章に盛り込みます(*´-`) (2017年11月10日 20時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2017年9月11日 19時
