重く、低く…轟く -RW- ページ8
RW-side
Aちゃんが、男の子とマンションに入っていくのを見たヒョン。
──これ、ヤバイよね…
殺気立ってて。
怒りに満ちた表情で。
まさに“天安の狂犬”…
RW「ヒョン、落ち着いて？ほら、遅い時間だし、部屋のドアの前まで送ってくれてるんだと思うな…」
YS「………」
RW「トイレ借りてるのかも。屋台だとトイレないし、冷えるし…」
YS「………」
RW「そろそろ出てくるんじゃない？」
だけど、10分が経過…
さっきの男の子は現れない。
RW「寒いから温かいお茶でもって…うん、そうかも」
YS「…お茶？俺以外の男を…部屋に入れて？」
ようやく発したヒョンの声。
重く、低く…車内に轟く。
RW「東京のお店でも一緒に働いてた子でしょ？同級生みたいな感覚じゃ…」
YS「それでも…男は男だ！」
ヒョンは言い切ると、車から降りてマンションに猛ダッシュしていった。
RW「ヒョン！ダメだよ、怒っちゃ…」
YS「お前はついてくるな！」
僕も慌てて追いかけたけど…
タッチの差でエントランスの扉が閉まる。
RW「もうっ！」
車に戻って、Aちゃんに電話した。
──Prrr…Prrr…
「ヨボセヨ…？」
電話はすぐに繋がって。
RW「あ、Aちゃん？」
「リョウクさん！今夜の舞台お疲れ様でした。とっても素敵で…」
RW「ん、ありがと…ゴメン、感想は今度聞かせてね…今、部屋にいる？Aちゃん1人！？」
「はい。ちょうど帰ってきた所で…部屋で1人ですけど？」
──あれ、一緒にいた子は？
RW「実は僕とヒョン、車でマンションの前にいたの。君が男の子とエントランスに入っていくのを見て…」
「彼は同じマンションの川上さんのお部屋でお世話になってるので…」
RW「なんだ、そうだったんだ〜でもたった今、ヒョンが勢いよくそっちに向かったから…」
「オッパ、怒ってました？」
RW「えっ？うん…」
「それで電話くださったんですね」
心なしか、彼女の声が嬉しそう？
RW「平気？僕も部屋に行こうか？」
「大丈夫です。私が怒らせちゃうような事したから…」
──ピンポーン♪
彼女の声の背後で、チャイムの音がした。
「あ、オッパが来たみたい…お電話ありがとうございました」
RW「何かあったら連絡してね」
「はい」
通話を切って。
暫くその場にいたけど。
連絡がないって事は…ヒョンの怒りが収まったと思っていいんだよね？
そもそもAちゃんは、悪い事した訳じゃないし。
まったく…心配が尽きないよ(＞_＜)
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紫桜雲(プロフ) - こなつさん» 沖縄と韓国、少し離れるので淋しいですが…どんどん絆が深まってるので大丈夫…かな？いつもコメントありがとうございます(*^^*)これからもお付き合いくださると嬉しいです(*´-`) (2017年7月26日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - nanalovelyblackさん» 良い感じになりました(〃ω〃)ようやくですね(^^;より一層、仲良くなった2人なので、多少の荒波は乗り越えられる…と思いますが、次章も応援よろしくお願いしますm(__)m (2017年7月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» きよらさんに励ましていただいて、ラブラブモード頑張ってみました(//∇//)最後に少し気にしてたことも兄さんの言葉で前向きになったヒロインちゃん、これからも見守ってください(*^-^*) (2017年7月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - あひるさん» あひるさん、おはようございます(*^^*)そうなんです、遠距離な上に日本から来た2人が…でも兄さんとの絆もより深まってるので大丈夫なはず…？次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年7月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - また波乱ですか(;ﾟдﾟ)兄と主人公ちゃんなら大丈夫ですよね…きっと>_<でも離れ離れは淋しいですね(´；ω；`) (2017年7月26日 4時) (レス) id: d417115907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年6月21日 8時
