お弁当 ページ10
You-side
DH「わっ、どの動物も可愛いね〜」
動物園を歩き回りながら、ﾄﾞﾝﾍさんとおしゃべりする。
平日のアミューズメントパークは、大混雑と言うほどでもなくて。
心配していたけど、ﾄﾞﾝﾍさんの素性がバレて騒がれる事もなかった。
DH「動物の中では何が好き？」
「どれも可愛いですけど…ウサギとかリスとか、小さい動物が好きです。あとはパンダかな？」
DH「パンダは俺も好き！」
小さい頃、お父さんと行った動物園でパンダを見た思い出話しをした。
DH「たくさん歩いて、疲れてない？」
「大丈夫です」
それより…
ずっと手を繋がれてるこの状況。さすがに緊張する。
この前、泣いて、ﾄﾞﾝﾍさんに抱き締められた時は…やっぱりオッパ以外の人はダメなんだなと痛感してしまった。
なのに…その後ﾄﾞﾝﾍさんには少しずつ慣れてきてるのも正直感じてて。内心、複雑な心境だった。
──これって…後遺症が治ってきたって事？
DH「あっちはお花の庭園があって綺麗なんだって。その近くでお昼にしようか？」
「はい…」
芝生の広がるエリアでシートを広げて。お弁当を並べる。
DH「うわ〜っ、これって“キャラ弁”ってやつ？」
「初めて作ってみました」
おにぎりを海苔でデコってパンダやクマにしたり。
ウインナーでお花を作ってみたり。
DH「すご〜い！食べるの勿体ない！！」
写真、撮ってる(笑)
「お口に合うといいんですけど…」
DH「いただきまーす！……んっ、から揚げ美味しい！卵焼きも〜♪」
豪快な食べっぷりに圧倒される。
──オッパは小食だったな…
──お弁当作った事なかった…
ふとした瞬間、オッパを思い出してしまって。慌てて首を横に振る。
DH「Aちゃんも食べて？…って俺が作った訳じゃないけど」
「いただきます…」
外で食べると一味違う気がして、いつもより食べれる気がする。
──私にちゃんと食べさせようと気遣ってくれてるんだよね？
DH「リンゴ…ウサギだ…」
以前、そんな事をﾄﾞﾝﾍさんが言っていたのを思い出して。
「小さい頃、母がよくこうしてくれてたんです」
DH「…ありがと…」
「えっ？」
ﾄﾞﾝﾍさんの瞳が、少し潤んでるような気がした。
「どうかしましたか？」
DH「ううん、何でもない…朝から大変だったんじゃないかなって…」
「いつもご馳走になってばかりなので…喜んでもらえて良かったです」
DH「どれも…すっごく美味しいよ♪」
ﾄﾞﾝﾍさんは見事に完食してくれた。
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紫桜雲(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます(*^^*)新章、公開しました！ドンへさんのヒロインちゃんを想う気持ちがどうなるのか…長年の片想いの行方を見守ってください(^^)/ (2017年4月4日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 好きな人が目の前にいて、何度も辛く悲しい思いしてたら守ってあげたくなるし気持ちが溢れるのも仕方ない。でも最後には愛する人の幸せを願って行動してくれそうなﾄﾞﾝﾍさんの様な気がする〜(^-^)頑張れ〜 (2017年4月3日 23時) (レス) id: ea52d05008 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*^^*)そうですよね♪チームプレイもSJらしくて良いですよね(^-^)他にも助っ人を考え中です(〃ω〃)朝には新章更新します(≧▽≦) (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 紫桜雲さんお疲れ様です。室長に詰め寄るには、リーダー、レラ様の助けが必要では、2人とも詳しい事情は知らないけど、録音音声で理解してもらえそうメンバーのバックアップあってのスーパージュニア(*´-`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - blueskyさん» ドンへさんも兄さんも動き出しました！ドンへさんの告白、兄さんとの再会…もう少しお待ちくださいね。連載を希望してくださる方がいらして、本当に光栄です( 〃▽〃)また次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月3日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月28日 10時
