心が壊れそう ページ42
You-side
会場を飛び出して…放心状態のまま部屋まで帰った。
どこをどう歩いたのか、覚えてない。
──Prrr…Prrr…
何度も着信があったけど…画面を見る勇気すらなくて。
ベッドに突っ伏して泣いていた。
──心が壊れそう…
一日も早く日本に帰ろう…
会社を辞める事になっても仕方ない。
“YS「俺はまだ…」”
──あの後、なんて言おうとしたの？
“YS「信じて！」”
オッパの言葉を信じたい…と同時に、スタッフさんの台詞も思い出して…
『うっ…ﾋｯｸ…どうしたらっ…忘れられるの？』
──ピンポーン♪…ピンポーン♪
玄関のチャイムが、繰り返し鳴っている事に気が付いた。
──もしかして…？
モニターに映っていたのは…
DH「Aちゃん？いるなら開けて？」
──オッパじゃなかった…
淡い期待をしていた自分に気付き、より一層悲しくなる。
DH「電話も出ないから…心配で…聞こえてる？」
さっきの着信もﾄﾞﾝﾍさん？
──ガチャッ…
DH「Aちゃん！良かった、無事に帰ってて…」
鍵を開けると、玄関に飛び込んできたﾄﾞﾝﾍさん。
DH「会場の周りとか探し回ったけど見つからなかったから…」
イベントの後で疲れてたのに、迷惑をかけてしまった事に申し訳なくなる。
「すみません、約束してたのに…」
DH「大丈夫。顔が見れたから」
優しく微笑むﾄﾞﾝﾍさんの顔を見た途端、また涙が溢れてきた。
「ゴメンナサイ…っ…」
DH「えっ、全然責めてないよ？」
「ゴメンナサイ…ッ…ﾋｯｸ…ゴメン…ナサイ…っ」
DH「Aちゃん…ね、泣かないで…？」
何を謝っているのか、自分でも分からなくなってきて。
DH「Aちゃんが泣いてると、俺まで泣きたくなっちゃう…」
ﾄﾞﾝﾍさんは困ったように言うと、私の頭を優しく撫でてくれた。
・
・
ようやく涙が落ち着いて。
テーブルに向かい合って座る。
DH「ヒョンが来るなんて思わなくて…本当に予定になかったんだ。俺達が最後だからって、激励に…」
「はい…」
DH「さっきのスタッフも、ヒョンの知り合いとは思わなくて…」
──ただの知り合いじゃないかも？
詮索してしまって。
心が切なく軋んで。
また涙で視界がボヤける。
DH「あのスタッフに事情を聞いてきた…酔い潰れてたヒョンを連れて帰っただけで、何も関係ないよ」
──連れて帰った…だけ？
DH「ヒョンには好きな人がいるって断られたって」
──ズキンッ…
好きな人…
それは…セユンさんの事？
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紫桜雲(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます(*^^*)新章、公開しました！ドンへさんのヒロインちゃんを想う気持ちがどうなるのか…長年の片想いの行方を見守ってください(^^)/ (2017年4月4日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 好きな人が目の前にいて、何度も辛く悲しい思いしてたら守ってあげたくなるし気持ちが溢れるのも仕方ない。でも最後には愛する人の幸せを願って行動してくれそうなﾄﾞﾝﾍさんの様な気がする〜(^-^)頑張れ〜 (2017年4月3日 23時) (レス) id: ea52d05008 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*^^*)そうですよね♪チームプレイもSJらしくて良いですよね(^-^)他にも助っ人を考え中です(〃ω〃)朝には新章更新します(≧▽≦) (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 紫桜雲さんお疲れ様です。室長に詰め寄るには、リーダー、レラ様の助けが必要では、2人とも詳しい事情は知らないけど、録音音声で理解してもらえそうメンバーのバックアップあってのスーパージュニア(*´-`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - blueskyさん» ドンへさんも兄さんも動き出しました！ドンへさんの告白、兄さんとの再会…もう少しお待ちくださいね。連載を希望してくださる方がいらして、本当に光栄です( 〃▽〃)また次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月3日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月28日 10時
