知らなかった事実 -DH- ページ41
DH-side
ヒョンの辛そうな表情に…
言ってはいけない事を口走ったと感じた。
でも今は、自分の気持ちに正直になりたい。
もう時間がないから…
ヒョンに背を向けて、Aちゃんを追いかけた。
帽子を深く被りマスクをして。
会場の周りや最寄り駅までの道を走って探したけど見つからない。
──いない…帰っちゃった？
タクシーに飛び乗って、彼女のマンションへ。
──ん？…あれって…
近所のコンビニから出てきた親子連れにハッとする。
セユンと子供と…男の人。
思わずタクシーを降りて。
駆け寄って声をかけた。
DH「セユン…？」
俺の声に振り向いて。
そして、驚いた表情を見せた。
ｳﾝｿ「オンマ〜どうしたの？」
子供に手を引っ張られたセユンはしゃがんで、
ｾﾕﾝ「お仕事でお世話になった人なの。アッパと一緒に車に戻っててくれる？」
──えっ…アッパ！？
・
・
マンション前の公園に入り、ベンチがあったので座った。
DH「さっきの人…もしかして息子さんの父親？」
ｾﾕﾝ「はい…」
DH「あの人の事、ｲｪｿﾝﾋｮﾝも知ってる？」
ｾﾕﾝ「実は、ｲｪｿﾝさんのお陰で彼とやり直す事に…」
──ヒョンのお陰？
ｾﾕﾝ「彼、故郷で車の整備士をしてるんです。私も今のお店を辞めて、一緒に地元に帰る事にしました」
そんな事、全然知らなかった…
驚いて、言葉が出てこない。
ｾﾕﾝ「あの、これ…」
セユンは思い出したように、カバンから小さな袋を出して渡してきた。
中からはクローバーのネックレス。
ｾﾕﾝ「Aさんの忘れ物です。ｲｪｿﾝさんにお会いした時に渡せれば良かったんですけど、お店に置いたままだったので…店長が、特別な素材で作られたオーダーメイドじゃないかって」
──ヒョンからの…プレゼント？
ｾﾕﾝ「お返ししようと思って、ついさっきマンションを訪ねたんです。でもお留守で…私達、明日には引っ越してしまうもので…」
DH「俺が預かるよ…」
ｾﾕﾝ「ﾄﾞﾝﾍさん…私の事、忘れてた訳じゃなかったんですね」
DH「え…うん…」
美容院で再会した時、“初めまして”って言ったのを思い出した。
DH「あの時は、ヒョンと君の事を気にしてたAちゃんを安心させたくて…ゴメン…」
ｾﾕﾝ「ｲｪｿﾝさんと私…今も昔も何の関係もありません」
──えっ？
ｾﾕﾝ「それをお話しして、お詫びしたかったんです。よろしくお伝えください」
──そんな…今更？
知らなかった事実に…唖然とした。
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紫桜雲(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます(*^^*)新章、公開しました！ドンへさんのヒロインちゃんを想う気持ちがどうなるのか…長年の片想いの行方を見守ってください(^^)/ (2017年4月4日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 好きな人が目の前にいて、何度も辛く悲しい思いしてたら守ってあげたくなるし気持ちが溢れるのも仕方ない。でも最後には愛する人の幸せを願って行動してくれそうなﾄﾞﾝﾍさんの様な気がする〜(^-^)頑張れ〜 (2017年4月3日 23時) (レス) id: ea52d05008 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*^^*)そうですよね♪チームプレイもSJらしくて良いですよね(^-^)他にも助っ人を考え中です(〃ω〃)朝には新章更新します(≧▽≦) (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 紫桜雲さんお疲れ様です。室長に詰め寄るには、リーダー、レラ様の助けが必要では、2人とも詳しい事情は知らないけど、録音音声で理解してもらえそうメンバーのバックアップあってのスーパージュニア(*´-`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - blueskyさん» ドンへさんも兄さんも動き出しました！ドンへさんの告白、兄さんとの再会…もう少しお待ちくださいね。連載を希望してくださる方がいらして、本当に光栄です( 〃▽〃)また次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月3日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月28日 10時
