3つ目のお願い -DH- ページ31
DH-side
ヒョクと出るイベント…それが正真正銘、最後のステージ。Aちゃんも観に来てくれる。
その後で…3つ目のお願いをしようと思ってる。
“オッパって呼んで…”って。
彼女の“オッパ”には、深い意味があるのを知っている。
だからこそ、そう呼んでもらいたい。
EH「ﾄﾞﾝﾍ…張り切ってるな」
DH「うん、Aちゃんに観てもらえるから！」
EH「………」
ヒョクは何か言いたげな表情で、ジッと見つめてきた。
DH「ヒョクだけでも味方してよね…みんな、ｲｪｿﾝﾋｮﾝに気を遣って、俺の事は応援してくれそうにないから…」
EH「分かってる。俺は…ﾄﾞﾝﾍの味方だから」
フラられるかもしれないけど…
でも、ちゃんと今までの想いを伝えて…2年後に付き合いたいんだ。
・
・
・
チケットをポストに入れようと思い、彼女のマンションへ。
DH「えっ…あれっ…？」
駐車場に、ヒョンの車。
DH「一緒に…いるの？」
思わず部屋に向かい、チャイムを押そうか迷っていると…
──ガチャッ…
ドアが開いた。
DH「ヒョン…」
YS「ﾄﾞﾝﾍ…」
DH「どうして…ここにいるの？」
ヒョンは目線を少し外して。
YS「Aが…仕事先のパーティーで酔って…見兼ねて送ってきただけだ」
DH「酔ってる？」
YS「マンションまでは上司と帰ってきた。俺が部屋に連れてきた事はAは気付いてないはずだから…言わないでくれ」
切ない表情で、そのまま部屋を出て行ったヒョン。
──ヒョン…まだAちゃんを忘れられないの？
でも、セユンとやり直すんたよね？
結婚させるかもって…室長が…
DH「待って！」
エレベーターを待つヒョンの背中に声をかける。
DH「彼女の事…今も好きなの？俺…俺、Aちゃんを本気で好きなんだ！」
こんな事、聞こうと思ってたんじゃないのに…
攻め口調になってしまった。
YS「分かってる…悪かった…早く忘れるように努力するから…」
今の台詞で、まだ彼女を好きなのは明らか…
ヒョンは振り向かずに、エレベーターに乗って帰って行った。
──違う…違うんだ…
2人がまだ想い合ってるなら…
邪魔なのは俺なんだ。
でも…やっと距離が縮まってきたのに…
彼女の部屋に静かに入り、奥のベッドを覗くと、布団の中で眠っているAちゃん。
よく見ると、目尻に涙が光ってる。
DH「誰を想って…泣いてたの？」
頭を抱えて。
ベッドに凭れて座り、考えていたら…
「ﾄﾞﾝﾍさん？」
彼女が俺を呼んだ。
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紫桜雲(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます(*^^*)新章、公開しました！ドンへさんのヒロインちゃんを想う気持ちがどうなるのか…長年の片想いの行方を見守ってください(^^)/ (2017年4月4日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 好きな人が目の前にいて、何度も辛く悲しい思いしてたら守ってあげたくなるし気持ちが溢れるのも仕方ない。でも最後には愛する人の幸せを願って行動してくれそうなﾄﾞﾝﾍさんの様な気がする〜(^-^)頑張れ〜 (2017年4月3日 23時) (レス) id: ea52d05008 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*^^*)そうですよね♪チームプレイもSJらしくて良いですよね(^-^)他にも助っ人を考え中です(〃ω〃)朝には新章更新します(≧▽≦) (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 紫桜雲さんお疲れ様です。室長に詰め寄るには、リーダー、レラ様の助けが必要では、2人とも詳しい事情は知らないけど、録音音声で理解してもらえそうメンバーのバックアップあってのスーパージュニア(*´-`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - blueskyさん» ドンへさんも兄さんも動き出しました！ドンへさんの告白、兄さんとの再会…もう少しお待ちくださいね。連載を希望してくださる方がいらして、本当に光栄です( 〃▽〃)また次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月3日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月28日 10時
