昔とは違う -YS- ページ14
YS-side
──ザァーーーーーッ…
シャワーの水音が聞こえてきて目が覚めた。
気が付くと、俺は知らない部屋のベッドに横たわってて。
──そうだ、確か…
バーで会ったコンサートのスタッフが隣に座ってきて。
何やら話しかけられていたが、無視して飲み続けて…記憶が…
──しまった…
強くないのに、煽るように飲んでしまった事を後悔。
？？「あっ、目が覚めたんですか？」
その声に慌てて起き上がり、立ち上がった。
目の前には、バスローブを羽織った例の女性スタッフ。
YS「悪い…えっと君の名前…」
ｼﾞﾍ「ジヘです。何度も名乗ったのに〜」
YS「俺、どうやって…ここに…」
ｼﾞﾍ「タクシーの運転手に運んでもらったんですよ。でも嬉しいです…部屋に来てくれて。私ずっとｲｪｿﾝさんのファンで…」
打ち上げの時の事を思い出した。
YS「恋人…いるんだろ？」
ユイから聞いた話じゃ、彼氏がいるって言ってたらしいし…アチコチに男物の小物や服が置いてある。
すると、俺の腕に自分の腕を絡めてきて…
ｼﾞﾍ「構いません、ｲｪｿﾝさんとなら…黙ってれば誰にも分からないし…」
──このスタッフ達の噂話を聞いて、Aがショックを受けて…
募る苛立ちと。
Aを失った虚無感と。
複雑な気持ちが交錯して。
思わず目の前の女の腕を掴んだが…
嫌悪感しか湧いてこない…
“「愛してない人にも…オッパはそういう事、できるの？」”
以前、スエとの関係を話した時の…Aの言葉が頭の中で響いた。
“「嫌だったの…オッパはそういう人だって思いたくなくて…」”
──俺は…こんな所で何やってんだ…
YS「その気はない…帰る…」
ｼﾞﾍ「そんな…ここまで来て、女に恥をかかせるんですか？」
YS「俺は…平気で浮気のできる女が、世の中で一番嫌いなんだ」
ｼﾞﾍ「じゃあ、彼とは別れます！そうしたら…私と付き合ってくれますか？」
──今の会話…どこかで聞いた気が…
YS「無理だな。俺の心の中に…愛してやまない女がいるから」
ｼﾞﾍ「えっ…」
歪んだ表情の彼女の腕を振り払い…
財布から金を出してテーブルに置いて。
YS「これ…タクシー代だ。迷惑かけて悪かった」
急いでその部屋から出た。
・
・
Aと出会って、本当の愛を知ったのに。
過去の過ちを繰り返す訳にはいかない。
──Aに幻滅されるような行いは絶対にしたくない。
たとえ、Aとやり直すことができなくても…
俺は…昔とは違う…
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紫桜雲(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます(*^^*)新章、公開しました！ドンへさんのヒロインちゃんを想う気持ちがどうなるのか…長年の片想いの行方を見守ってください(^^)/ (2017年4月4日 8時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 好きな人が目の前にいて、何度も辛く悲しい思いしてたら守ってあげたくなるし気持ちが溢れるのも仕方ない。でも最後には愛する人の幸せを願って行動してくれそうなﾄﾞﾝﾍさんの様な気がする〜(^-^)頑張れ〜 (2017年4月3日 23時) (レス) id: ea52d05008 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*^^*)そうですよね♪チームプレイもSJらしくて良いですよね(^-^)他にも助っ人を考え中です(〃ω〃)朝には新章更新します(≧▽≦) (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 紫桜雲さんお疲れ様です。室長に詰め寄るには、リーダー、レラ様の助けが必要では、2人とも詳しい事情は知らないけど、録音音声で理解してもらえそうメンバーのバックアップあってのスーパージュニア(*´-`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - blueskyさん» ドンへさんも兄さんも動き出しました！ドンへさんの告白、兄さんとの再会…もう少しお待ちくださいね。連載を希望してくださる方がいらして、本当に光栄です( 〃▽〃)また次章もよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月3日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月28日 10時
