違和感 ページ45
You-side
お店に戻ってから…やっぱり仕事が手に付かなくて。
ユイ「Aさん、大丈夫ですか？体調悪いようなら…早退しますか？」
ユイちゃんが心配して、何度も声をかけてくれる。
「ううん、帰って部屋で1人になっちゃったら、逆に考え込んじゃいそうだから…ゴメンね、心配かけて。大丈夫だから」
ユイ「私がぎゅオッパに話しちゃったせいで…ゴメンナサイ…」
ユイちゃんはｷｭﾋｮﾝさんの彼女だもん。内緒にできないよね？
「いつかは知れる事だし、ユイちゃんが気にする事ないよ？それに、ﾘｮｳｸさんは既に知ってたみたいだし…」
──オッパがﾘｮｳｸさんに話したって事は…私と別れる事を受け入れたって事だよね？
分かっていたはずなのに…それがすごく淋しかった。
・
・
なんとか仕事をこなして。夜の配達班を送り出して、帰ろうと支度をしていたら…
川上『今から帰るのか？送って行くよ』
川上さんに声をかけられた。
『いえ、大丈夫です。あの川上さん…』
川上『なんだ？』
『戻って早々、こんな事を言うのは心苦しいんですけど…今すぐじゃなくていいので、次に異動の機会があれば…日本に帰ってもいいでしょうか？』
川上『急にどうしたんだ？まさか…』
──Prrr…Prrr…
その時、私のスマホに着信。
川上さんに断りを入れて出ると、ﾄﾞﾝﾍさんからで。
お店の前で待ってると言われて…電話は切れた。
川上『どうして帰りたいんだ？』
『体調がなかなか戻らないので、このままじゃご迷惑かと…』
川上『中里がその方がいいなら考えるけど…彼氏と何かあったのか？』
『いえ、そういう理由じゃ…』
川上さんには、オッパと別れた事を言いたくなかった。
──心配してもらってるのに…
以前告白されたからか、ネックレスの事があるからか…どうしても正直に話す気になれない。
川上『中里…』
──！？
突然、川上さんに肩を掴まれて。違和感に身構えてしまう。
『あ、あの…迎えに来てもらってるので…失礼します』
身を交わして。
足早にお店を出て。
見つけたﾄﾞﾝﾍさんの車の後部座席に急いで乗りこむ。
DH「お疲れ様、Aちゃん！」
笑顔で迎えてくれたﾄﾞﾝﾍさんの声で、なぜかホッとした。
「お言葉に甘えてばかりで…すみません」
DH「ううん、夕飯まだだよね？一緒に食べてくれる？」
「いいんですか？」
DH「うん、行こう！」
──あっ…
お店の2階の窓から、川上さんがジッと見下ろしていた。
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紫桜雲(プロフ) - hibisinkuu410さん» 早くヒロインちゃんと兄さんに笑顔が戻るよう、更新頑張りますので、またご感想などお聞かせいただけると幸いです(^-^)今後もよろしくお願いします♪コメント、ありがとうございましたm(__)m (2017年3月10日 23時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - hibisinkuu410さん» 初めまして(^-^)いつも読んでくださっているとのこと…まだまだ未熟な私の作品でドキドキハラハラ、ワクワクしてもらえていたら嬉しいです。続編5章は書いていても、かなり切なかったです((T_T))次章も切ない展開が続くと思います(>_<") (2017年3月10日 23時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
hibisinkuu410(プロフ) - 絡んだ糸は簡単には解けないのかも知れませんが、兄さんの誤解が解けて少しでも早く幸せになりますように……って思う反面、まだ色んなストーリーでﾜｸﾜｸ・ﾄﾞｷﾄﾞｷ・ｷｭﾝｷｭﾝ出来れば幸せです(*^^*)長々なコメントすみません。 (2017年3月10日 21時) (レス) id: 79e0a8589c (このIDを非表示/違反報告)
hibisinkuu410(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます。紫桜雲さんの作品がいつも素敵なのでいつも読ませてもらっています。ﾜｸﾜｸ・ﾄﾞｷﾄﾞｷ・ﾊﾗﾊﾗ・ｷｭﾝｷｭﾝ・ﾎﾟﾛﾎﾟﾛとあるなか、今回の#05は常にﾎﾟﾛﾎﾟﾛと泣けてばかりでした。→ (2017年3月10日 21時) (レス) id: 79e0a8589c (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» 私も兄さんに幸せにしてほしいです(ToT)ドンへさんの３つのお願い…余計に混乱を招くかも…？失意の兄さんとヒロインちゃん、次章でまた寄り添えるか…見守ってくださいねm(__)m (2017年3月10日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月15日 9時
