悩んで出した答え ページ28
You-side
ﾄﾞﾝﾍさんと話してからも、もう一度私なりに考えた。
誰かに吐露したい衝動に何度も駆られたけれど…
オッパのスキャンダルになりかねない事を、簡単に人に話す訳にもいかなくて。
それに…辛い内容だけに、口に出すのも抵抗があって。
悩んで。
泣いて。
答えは出た。
・
・
・
翌日、早番で仕事を終えた私は、オッパの事務所の前にいた。
会った時に頂いた室長さんの名刺を見ながら、電話をかける。
──胃がキリキリ痛い…
電話口の室長さんは、私からの連絡に驚いた様子だった。
「先日の件ですが…決心しました」
室長「それは…お願いを聞いていただけるという事ですか？」
「……はい」
──返事…しちゃった…
「今、事務所の前まで来てるんです。彼と話す機会を作っていただきたくて…」
室長「今日は事務所には来ないんです。ちょうど今、マネージャーの立ち合いの元、例の女性と会ってまして…」
──えっ…セユンさんと？
室長「そこに行って言う勇気はありますか？」
室長さんに、オッパがいるお店を教えられた。
通話を切った後。
──Prrr…Prrr…
DH「Aちゃん？」
ﾄﾞﾝﾍさんに電話した。
「昨夜のお話し…本当に私でいいんですか？」
DH「OK…してくれるの？」
「はい…だから…オッパには室長さんと話した事、言わないでください。これから…オッパに会ってきます」
DH「大丈夫？一緒に行く！今どこ？」
「事務所の前ですけど…セユンさんと会ってるらしいので、そのお店に向かいます」
DH「俺、今事務所なんだ。動かないで待ってて！」
「えっ…」
──ツー…ツー…
電話はもう切れてて。
どうしようかと暫く立っていたら、目の前にﾄﾞﾝﾍさんの車が停まって。帽子を深く被り、マスクをしたﾄﾞﾝﾍさんが手招きした。
急いで後部座席に乗ると、
DH「俺はその場には行かないけど…近くで待ってるからね」
正直、不安だった。
ちゃんとオッパに…演技が出来るかなって。嘘が言えるかなって…
ﾄﾞﾝﾍさんの顔を見たら、頑張れる気がしてきた。
「ありがとうございます…」
・
・
そして…オッパ達がいる個室の前。
大きく深呼吸して。
──コン、コン…
ドアが開くと、驚いてるマネージャーさん。
MG「えっ、どうしたんですか？」
奥にはオッパとセユンさん…
YS「A！？なんで、ここに…」
──ズキッ…
2人を見ただけで、胸が痛くなった。
──泣いちゃダメ…
オッパのために…頑張ろう…
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紫桜雲(プロフ) - hibisinkuu410さん» 早くヒロインちゃんと兄さんに笑顔が戻るよう、更新頑張りますので、またご感想などお聞かせいただけると幸いです(^-^)今後もよろしくお願いします♪コメント、ありがとうございましたm(__)m (2017年3月10日 23時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - hibisinkuu410さん» 初めまして(^-^)いつも読んでくださっているとのこと…まだまだ未熟な私の作品でドキドキハラハラ、ワクワクしてもらえていたら嬉しいです。続編5章は書いていても、かなり切なかったです((T_T))次章も切ない展開が続くと思います(>_<") (2017年3月10日 23時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
hibisinkuu410(プロフ) - 絡んだ糸は簡単には解けないのかも知れませんが、兄さんの誤解が解けて少しでも早く幸せになりますように……って思う反面、まだ色んなストーリーでﾜｸﾜｸ・ﾄﾞｷﾄﾞｷ・ｷｭﾝｷｭﾝ出来れば幸せです(*^^*)長々なコメントすみません。 (2017年3月10日 21時) (レス) id: 79e0a8589c (このIDを非表示/違反報告)
hibisinkuu410(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます。紫桜雲さんの作品がいつも素敵なのでいつも読ませてもらっています。ﾜｸﾜｸ・ﾄﾞｷﾄﾞｷ・ﾊﾗﾊﾗ・ｷｭﾝｷｭﾝ・ﾎﾟﾛﾎﾟﾛとあるなか、今回の#05は常にﾎﾟﾛﾎﾟﾛと泣けてばかりでした。→ (2017年3月10日 21時) (レス) id: 79e0a8589c (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» 私も兄さんに幸せにしてほしいです(ToT)ドンへさんの３つのお願い…余計に混乱を招くかも…？失意の兄さんとヒロインちゃん、次章でまた寄り添えるか…見守ってくださいねm(__)m (2017年3月10日 19時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sakurakumoys01/
作成日時：2017年2月15日 9時
