それぞれの助言 -YS- ページ46
YS-side
ﾄﾞﾝﾍ達の突然の訪問…止める暇もなく部屋に入られて。
ふと気づくと、ベッドに座っていたはずのAがいない。
洗面所の扉が少しだけ開いてたので入ってみると、鏡に向かって涙を拭っている彼女の姿。
YS「悪い、みんなが勝手に…」
堪らなくなって、後ろから抱きしめた。
「オッパ…打ち上げ抜けて、迎えに来てくれたの？」
YS「ああ、どうしてもお前に会いたくて…」
すると、クルッと向き直り、正面から抱きつかれ…
「ありがとう……大好き…」
その一言で、彼女の想いが伝わって来た。
YS「A…」
あまりの可愛さに…
キスしようと身を屈めたけど。
鏡に…映り込む輩が2人。
YS「おい…何見てんだ？」
Aも気が付いて、真っ赤になって俺の後ろに隠れた。
DH「も〜う！俺たちの事、忘れないでよ〜」
KH「甘々タイムは、後程にしてください」
俺はｷｭﾋｮﾝに引っ張られ、洗面所を出た。
DH「Aちゃん、さっきはゴメンね…」
背後から、ﾄﾞﾝﾍがAに話しかけてる声が聞こえた。
KH「ﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝが謝りたいって、ずっとうるさかったんです。少しの間、Aを貸してやってください」
YS「そうか…」
ﾄﾞﾝﾍはあの時、咄嗟にああいう行動に出たんだろうな。
謝る必要なんてないのに…
KH「で、ヒョン…ちゃんと持ってます？」
ｷｭﾋｮﾝは、ﾘｮｳｸ達から離れたドア付近に俺を引っ張っていくと耳打ちしてきた。
YS「何をだ？」
理解できないでいると、ﾘｮｳｸ達の視線を遮るように俺の前に立ちはだかって…
自分のポケットから何かを取り出すと、俺の胸ポケットに入れてきた。
YS「なんだ？」
ポケットを覗くと…
──！！！
YS「あー…持ってなかった…」
KH「だと思いました。一緒に一晩過ごすの、久々なんでしょ？コンビニで超〜恥ずかしかったんですから。今度ワイン奢ってください。あ、でも無理やりはもうダメですよ」
ボソッと言うと、買ってきた物を広げているﾘｮｳｸ達の方へ行った。
俺もテーブルに向かうと、洗面所からAが出てきて。
「オッパ…ﾄﾞﾝﾍさんが話したいから来てって…」
やっと笑顔になった彼女の頭を撫でてから。
再び洗面所に行くと、ﾄﾞﾝﾍが超真剣な顔をしてドアを閉めた。
YS「なんだ？」
DH「ヒョン、分かってるよね？Aちゃん、今日すごく傷ついたの。しかも病み上がり。大事にしないと…そういう事はまだダメ！」
こっちの弟は…
俺に釘を刺してるのか？
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紫桜雲(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！ためて読む方法もありですね♪ドンへさんの化粧の濃いオネーサンからの主人公を庇う台詞、私も自分で気に入ってるんです(//∇//)モテモテ兄さんのせいで涙の場面が多いかもですが、次章にも是非お付き合いください(^^) (2016年11月13日 16時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 読み返してたら、化粧の濃いオネーサン でしたね。勝手に脳内変換しちゃって、すみません (2016年11月13日 11時) (レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新連絡が入るたびに、こちらの皆さんのコメントを参考に、まだ読んじゃだめだ。ためとこう。と、我慢を重ねました。で、今日、読んじゃいました。良かったー。主人公ちゃんの涙は可哀想なんだけど、涙も似合う気がして。ドンへの化粧の濃いおばさん最高です。 (2016年11月13日 9時) (レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» あんまりドキドキの二次会ではなかったですけど…ドンへさん、ヒロインちゃんの手を握っちゃいました(//∇//)次章もヨロシクお願いします♪ (2016年11月13日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - にじかい、楽しみ\(//∇//)\ドキドキ (2016年11月12日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年10月19日 0時
