サプライズ -YS- ページ12
YS-side
今日は俺達の300日目の記念日。
そして、数日後はAの誕生日だ。
RW「えっ、コンサートの翌日なのに…朝から東京へ行くの！？」
前夜ホテルの部屋で、マンネ達に計画を話したら、すごく驚いてて。
RW「ヒョン、飛行機苦手なのに…それに1人で大丈夫？」
YS「Aの実家までなら、もう迷わず行けるぞ？」
実際、この前だって1人でどうにか辿り着いたし。タクシーだったからだけど。
KH「愛の力ってやつですね…(笑)」
マンネ達は心配してくれたが…
Aには、200日記念日に淋しい思いをさせてしまったし。
去年の彼女の誕生日は、店長への失恋記念日になっちゃった上に、花束しか贈っていない。
YS「サプライズだ。その日にAが家にいる事は確認済みだ」
RW「もしかして、お母さんもいるんじゃない？ちゃんとご挨拶できる？」
俺はポケットからメモを出して見せて。
YS「ﾁｬﾝﾐﾝにもらったメモに、さらに調べた日本語を書き足したから。これでバッチリ…のはずだ」
2人はそのメモを覗き込んできて。
KH「これ、まるで結婚の申し込みじゃないですか。本人にはプロポーズしたんですか？」
YS「えっ？…いや、まだだ…な」
──順番…間違える所だったか？
RW「うーん…お母さんも韓国語勉強してるって言ってたし、いざとなったらAちゃんに訳してもらえるから大丈夫でしょ。頑張ってね、ヒョン！」
YS「ああ、行ってくる！」
・
・
・
そんなこんなで…意気込んでAの実家まで来たが。
いざインターフォンを押そうと思うと、やっぱドキドキする…
──ピンポーン♪
『はい…どちら様でしょうか？』
──うっ…今の日本語の意味が分からん…
仕方なく、無言のまま、途中で買ってきた花束が映るようにモニターの前に掲げた。
『あ、配達ですか？今行きま〜す』
今のも早口で…なんて言ったんだ？
暫く、そのまま待っていると…玄関の戸が開いて。Aが出てきた。
『えっ…？』
花束を持っているのが俺で、メチャクチャ驚いて固まってる。
「オッパ？どうして…昨日コンサートで…今日韓国に帰るんじゃ…」
うん、そう説明したよな。
昨夜の電話で。
YS「夜の便で帰るけど…今日、300日目の記念日だから」
そう言って彼女の腕に花束をポンと手渡すと…
「オッパ…」
見る見るうちに、彼女の目に涙が溜まって。
YS「どうしても…会いたかったんだ」
「私も……嬉しい…」
愛おしい俺の恋人を…
花束ごと胸に閉じ込めた。
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紫桜雲(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！ためて読む方法もありですね♪ドンへさんの化粧の濃いオネーサンからの主人公を庇う台詞、私も自分で気に入ってるんです(//∇//)モテモテ兄さんのせいで涙の場面が多いかもですが、次章にも是非お付き合いください(^^) (2016年11月13日 16時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 読み返してたら、化粧の濃いオネーサン でしたね。勝手に脳内変換しちゃって、すみません (2016年11月13日 11時) (レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新連絡が入るたびに、こちらの皆さんのコメントを参考に、まだ読んじゃだめだ。ためとこう。と、我慢を重ねました。で、今日、読んじゃいました。良かったー。主人公ちゃんの涙は可哀想なんだけど、涙も似合う気がして。ドンへの化粧の濃いおばさん最高です。 (2016年11月13日 9時) (レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» あんまりドキドキの二次会ではなかったですけど…ドンへさん、ヒロインちゃんの手を握っちゃいました(//∇//)次章もヨロシクお願いします♪ (2016年11月13日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - にじかい、楽しみ\(//∇//)\ドキドキ (2016年11月12日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年10月19日 0時
