その2 ページ45
DH-side
Aちゃんのマンションのエントランスでヌナと合流して。
──ピンポーン♪
ウンジェ「A?突然ゴメ〜ン!」
「あ、ウンジェさん…今、開けますね」
久しぶりに聞くAちゃんの声…
エレベーターで上がると、緊張感も高まってく。
ウンジェ「いい?まだ男の人が怖いようだったら、アンタ達はすぐに引き上げなさいね?」
DH&RW「了解!」
ドアが開いて、彼女が顔を覗かせた。
──うっ…涙が出そう…
白い絆創膏を額に貼ってて。
手首にも包帯が巻かれてて。
少し痩せた?
──泣いちゃダメ!
ウンジェ「どうしてもって頼まれて。連れてきちゃった」
「リョウクさん、ドンヘさん…わざわざ来てくださったんですか?」
その台詞…大丈夫って事だよね?
RW「久しぶり〜♪」
DH「おじゃましまーす」
Aちゃんは、俺達を見て驚きはしたけど。
怖がってなくて…嬉しかった。
・
・
花模様のカップに紅茶を入れて、ローテーブルに並べてくれた。
初めて入るAちゃんの部屋…ついつい見回しちゃう。
家具はナチュラルな感じで。
花柄や淡い色の物が多くって。
安らぐ香りがした。
DH「可愛い部屋!やっぱり女の子の部屋って感じ。Aちゃんらしいね」
ウンジェ「こら、女子の部屋をジロジロ見ないの!」
ヌナに怒られた…(;'∀')
でも、彼女がその様子を見て、少し笑ってくれたから…いいかな?
──あっ…あれって…
パーテーションの奥に、ベッドの端っこが見えた。
確かヒョンが100日記念に大きいサイズのをプレゼントしたって…
それに、あちこちにヒョンの服や物…写真も飾ってある。
──もしかして、ここに住んでるの?
RW「そうだ、おかず作って持ってきたんだよ。お料理なんて、フフッ…ヒョンには無理だもんね」
リョウクがタッパを取り出して並べだした。俺も急いで紙袋からお菓子を出す。
DH「俺はね〜日本のお菓子!懐かしいでしょ?ヒョクと日本でツアーしてね…アチコチ行くから楽しいよ」
「こんなにいろいろ…ありがとうございます」
笑ってお礼を言ってくれたけど、その笑顔がなんだかぎこちなく見えた。
ウンジェ「少し痩せた?たくさん食べなきゃね」
「はい…あの、ドンヘさん?」
急に姿勢を正して、俺の方に向き直ったから、ドキッとした。
DH「ん?なに?」
「写真の件ではご迷惑をおかけして…ごめんなさい」
──えっ!?
俺が…謝りたかったのに…
どうしてAちゃんが謝るの?
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紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» いつもコメントありがとうございます!このままドンヘさんも続編に登場です(*´-`)兄さんカップルの幸せがどんへさんにとっても願いですよね… (2016年10月31日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - 紫桜雲さん、お疲れ様でした。ドンヘの想いの為にも、イェソンさんたち、笑顔でいて欲しいって思います。ドンヘにも、早く運命の出会いがあるといいですね。ありがとうございました。 (2016年10月31日 6時) (レス) id: 2e42edb1c3 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!切なさだけでなく、ドンヘさんの前向きな清々しさを感じ取っていただけて嬉しいです(*^^*)また続編もよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますm(__)mドンヘさんの片想い、書いていても切なかったです(>_<)引続きよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 今作も最後までお付き合いいただいて、ありがとうございますm(__)m番外編のお友達、兄さんの続編に登場予定です!確かにドンヘさんといいかも…? (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月26日 20時