その2 ページ5
DH-side
DH「ねぇ、最近Aちゃんと会った?」
Aちゃんの話題を出したら、急に動揺しだしたヒョン。
YS「いや、会ってない…」
DH「そっか…俺、彼女の連絡先知らないからさ〜この前Aちゃんのお姉さん遊びに来てて、ご飯一緒に食べたんだけど…その時なんか騒ぎがあったらしいんだよね」
YS「…騒ぎ?」
DH「あの後、食べに行った時に他の店員から聞いたんだけど…Aちゃんが女に殴られてたって」
YS「なんだって!?」
DH「俺、酔っちゃってたから分かんないんだけど…リョウクに聞いても何にも教えてくれなくて」
YS「………」
そこまで話すと、ヒョンは眉間に皺を寄せて、唇を噛みしめてた。
──やっぱり、何か知ってるのかも?
ふと視線を店の出入り口に移したら…思いがけない人が立っていた。
──えっ?Aちゃん…?
DH「あれ?今、店の入り口にAちゃんが…」
YS「えっ?」
俺が指さした方をヒョンも見た。
Aちゃんは、今にも泣きそうな顔でヒョンを見ていて…
ヒョンも目を見開いて彼女を見て…みるみる顔色が変わった。
すると…Aちゃんはクルッと背中を向けて、走り去ってしまった。
YS「あ…!」
珍しく大きな声を上げて、彼女を追って走り出しそうになったヒョンを、店にいたペン達が見てた。
DH「ヒョン、ダメだよ…お客さん、見てる…!」
咄嗟に腕を掴んで俺が止めると、それに気づいたヒョンも店内を見回して…
DH「待ってて…俺、ジョンジン呼んでくるから…」
店の奥に行って、休憩していたジョンジンを呼ぶ。
DH「ジョンジン、悪い!今すぐヒョンとレジ代わってあげてくれる?」
JJ「えっ、何かあったの?」
DH「いや…よく分かんないんだけどさ」
──って言うか、俺が教えてほしくて来たんだけど…
ジョンジンがレジに行くと、ヒョンは目も合わさず店の外へ走って行った。
すぐに後を追ったけど、あっという間に車で走り去って…
DH「わっ、行っちゃった…どうしよう…?」
その時、ヒョクからもらった彼女の住所のメモを思い出した。
DH「車で来てて良かった!」
すぐに自分の車に戻って、ナビに彼女の住所を入れて、アクセルを踏んだ。
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DH「この辺のはず…あのマンションかな?」
すぐ目の前には公園があって。とりあえず、その脇に車を停めた。
マンションのエントランスまで行って、インターフォンを押そうとして…ハッと気付く。
──部屋番号…分かんな〜い!!
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紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» いつもコメントありがとうございます!このままドンヘさんも続編に登場です(*´-`)兄さんカップルの幸せがどんへさんにとっても願いですよね… (2016年10月31日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - 紫桜雲さん、お疲れ様でした。ドンヘの想いの為にも、イェソンさんたち、笑顔でいて欲しいって思います。ドンヘにも、早く運命の出会いがあるといいですね。ありがとうございました。 (2016年10月31日 6時) (レス) id: 2e42edb1c3 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!切なさだけでなく、ドンヘさんの前向きな清々しさを感じ取っていただけて嬉しいです(*^^*)また続編もよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますm(__)mドンヘさんの片想い、書いていても切なかったです(>_<)引続きよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 今作も最後までお付き合いいただいて、ありがとうございますm(__)m番外編のお友達、兄さんの続編に登場予定です!確かにドンヘさんといいかも…? (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月26日 20時