その4 ページ34
DH-side
JJ「少しは元気になった?」
「はい…」
DH「俺も駆け付けたからね♪」
時折、後部座席のAちゃんを見ると、まだ辛そう…
「あの…今日のこと、オッパには言わないでもらえますか?」
DH「え〜っ、なんで?」
Aちゃんからのお願いにビックリした。
「オッパ、今すごく忙しそうだから…私の事で煩わせたくないんです」
DH「Aちゃん…」
「私ならお2人のお陰でもう大丈夫なので…お願いします」
思わずジョンジンと顔を見合わせた。
JJ「分かったよ。僕は納得できないけど、Aのお願いなら」
「すみません」
ジョンジンも承知したなら…俺も頷くしかないよね?
DH「んー、3人で撮った写真、ヒョンに見せられないのは残念だけど。Aちゃんの頼みなら聞いてあげなきゃね」
「ありがとうございます」
彼女のマンションに着いて。
車を降りたAちゃんが運転席の横に回ってきたから、窓を開けた。
「本当にありがとうございました」
DH「元気出してね!」
JJ「僕で良ければ、またご飯とか買い物行こうね!」
Aちゃんは、俺の車を見えなくなるまで見送ってくれていた。
その姿をミラー越しに見ながら…
たとえ付き合えなくても、こうして会える関係でいたいって心から思った。
・
・
・
DH「ねぇ、買い物にも行ったの?」
JJ「うん。それがさ…あんな場面見ちゃったのに、買いたい物があるっていうから何かと思ったら、もうすぐ200日記念だからプレゼントを一緒に選んでほしいって…」
DH「そうなの?…っていうか、あの2人、付き合ってもう200日も経つのか〜」
その期間を改めて痛感する。
JJ「あっ、そうそう…100日記念の時、ヒョンったら何プレゼントしたと思う?」
DH「え、なになに?」
ジョンジンは少し思い出し笑いをしてから…
JJ「彼女の部屋に大きなダブルベッド!」
──!?!?
DH「ベ、ベッド?」
JJ「たまにAの部屋に泊まってくるんだけど、シングルベッドで一緒に寝ると、彼女が風邪をひきそうだからって…搬入の時、僕、付き合わされたんだよ?しかも、花柄のカバーなんか買っちゃってさ…」
ハンドルを握る俺の手が…若干汗ばんできたのが分かった。
DH「なんか、今までのヒョンからしたら意外だね…」
JJ「こんなヒョンは初めて見るよ〜でもこんなに夢中なのに…今日はなんでスジンと一緒だったんだろう…」
──本当だよ…
俺が必死で諦めたんだからさ…
泣かせないでほしいよ。
175人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» いつもコメントありがとうございます!このままドンヘさんも続編に登場です(*´-`)兄さんカップルの幸せがどんへさんにとっても願いですよね… (2016年10月31日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - 紫桜雲さん、お疲れ様でした。ドンヘの想いの為にも、イェソンさんたち、笑顔でいて欲しいって思います。ドンヘにも、早く運命の出会いがあるといいですね。ありがとうございました。 (2016年10月31日 6時) (レス) id: 2e42edb1c3 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!切なさだけでなく、ドンヘさんの前向きな清々しさを感じ取っていただけて嬉しいです(*^^*)また続編もよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますm(__)mドンヘさんの片想い、書いていても切なかったです(>_<)引続きよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 今作も最後までお付き合いいただいて、ありがとうございますm(__)m番外編のお友達、兄さんの続編に登場予定です!確かにドンヘさんといいかも…? (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月26日 20時