その2 ページ18
DH-side
その記念公演の日。
客席に来ていたイェソンヒョンは、途中で帰ってしまったようで。
RW「やっぱり、自分だけ一緒に唄えないってことが相当辛かったんだよね…」
KH「近くにいたチャンミンに聞いたんだけど、涙ぐんでたらしいよ」
打ち上げでも、みんなでイェソンヒョンの心配をしてた。
RW「家にもカフェにもいないみたい…あ、Aちゃんの所かもしれないね…」
リョウクが心配して、ジョンジンやAちゃんに電話やメールをしてた。
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後日、ヒョンの事が心配だった俺とヒョクは、閉店時間を狙ってジョンジンのカフェに顔を出した。
YS「お、揃ってどうした?久しぶりだな…」
想像とは違って、明るくて柔らかな表情のヒョンに驚いた。
EH「どうした、じゃないよ〜記念公演、最後まで見てなかったって聞いたからさ…気になってて」
DH「ヒョン、もう元気そうだね」
EH「みんな、心配してたよ?」
YS「ん…悪かったな」
DH「もしかして…Aちゃんに慰めてもらったの?」
YS「ん…まあな…」
──そっか…羨ましいな…
落ち込んでも、あんな可愛い彼女が慰めてくれてたら…そりゃ、元気になるよね。
優しくて穏やかな雰囲気は、Aちゃん効果かな…?
それから一緒にコーヒーを飲みながら、ライブの時の話や、カムバックの話で盛り上がる。
DH「そう言えばさ〜Aちゃんと付き合ってから、ちゃんと記念日とかしてあげてる?」
YS「へ?…記念日?」
EH「ほら◯◯日記念とか、女の子ってそういうの好きじゃん?」
DH「そうそう、49日とか100日とか!外せないよね〜」
俺とヒョクの話を聞いて、茫然としてるヒョン。
YS「…いや、そんなのしたことないぞ?」
DH「えーっ、マジで?今まで何かプレゼントとかしてないの?」
付き合い始めてからずっと、プレゼントはおろか、記念日さえしてないらしい。
しかも誕生日も、花束だけって…俺よりひどいじゃん!
DH「えー、ダメだよヒョン!それじゃ振られちゃうよ?」
YS「いや、Aはそんな事で振るような女じゃないから」
──そりゃ、そうだろうけど…
EH「でもさ、女の子ってそういうの、心の中では期待してたりするでしょ?」
ヒョクの意見に大きく頷く俺。
YS「え?そうなのか?」
DH「言わないだけなんじゃない?ヒョンに遠慮してさー」
EH「Aちゃんにとって、ヒョンが初めての彼氏なんでしょ?もっと頑張らなきゃ…」
──えっ…!?
今、なんて言ったの?
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紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» いつもコメントありがとうございます!このままドンヘさんも続編に登場です(*´-`)兄さんカップルの幸せがどんへさんにとっても願いですよね… (2016年10月31日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - 紫桜雲さん、お疲れ様でした。ドンヘの想いの為にも、イェソンさんたち、笑顔でいて欲しいって思います。ドンヘにも、早く運命の出会いがあるといいですね。ありがとうございました。 (2016年10月31日 6時) (レス) id: 2e42edb1c3 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!切なさだけでなく、ドンヘさんの前向きな清々しさを感じ取っていただけて嬉しいです(*^^*)また続編もよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますm(__)mドンヘさんの片想い、書いていても切なかったです(>_<)引続きよろしくお願いします♪ (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 今作も最後までお付き合いいただいて、ありがとうございますm(__)m番外編のお友達、兄さんの続編に登場予定です!確かにドンヘさんといいかも…? (2016年10月30日 22時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月26日 20時