その6 ページ41
DH-side
その後、暫くは仕事が忙しくて。なかなかAちゃんのお店には行けなかった。
──会いたいな…
あの笑顔見たら、すごく癒されて元気になるんだけどな…
仕事で遅くなったある日、マネヒョンの運転で宿舎まで帰ってくると、リョウクを降ろして走り去るイェソンヒョンの車を見かけた。
エレベーターの前でリョウクと一緒になった。
RW「あ、お帰り〜…」
DH「リョウクも今帰り?イェソンヒョンと一緒に出かけてたの?」
RW「うん…ほら、この前宿舎に食事に来るって言ってたのに、ヒョンが来なかった日あったでしょ?だから…ご馳走になってたの」
──ごちそう?
…あ、もしかして?
DH「それって、Aちゃんのお店で?」
RW「うん…」
DH「いいなぁ〜俺も行きたかったなー!楽しかった?」
RW「………」
──あれ、あれれ…?
DH「元気ないね。何かあったの?」
彼女のお店に行ってきた割には、リョウクの様子がブルー。
RW「ううん、なんでもないよ。そう言えば…前に運命の相手に出会ったって言ってたでしょ?その子には再会できたの?」
DH「えっ…?」
──どうしよう…
その相手がAちゃんって事は、ヒョクにしか話してないんだけど。
それに、もしかすると、リョウクもAちゃんのこと…
DH「ん〜、会う事はできたけど、まだお友達には…仲良くは、なれてないかな」
連絡先も交換してないもん。
嘘じゃないよね。
RW「そっか…でも良かったね。再会できたんだ…」
本当にどうしたんだろう?
なんかリョウクらしくない。
RW「ねぇ、何度も偶然に再会するってことはさ…運命の相手って事なのかな…」
DH「やっぱりそう思う?…って、もしかして、リョウクもそういう相手がいるの?」
RW「いや、僕の話しじゃないんだけど…さ」
リョウクの話じゃないとしたら…
──えっ、まさか…イェソンヒョン?
質問しようと思ったけど、ちょうどエレベーターが部屋の階について。
なんとなく、元気のないリョウクに、それ以上聞けなかった。
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海外への仕事やイベント、ドラマの撮影で大忙しの日々。
でも、今日は撮影が早く終わりそうなので、彼女のお店に予約をしようと電話をした。
ところが…
DH「あの、VIP担当のAさんは…いますか?」
店員「今日は早番で…ついさっき帰ったんですが、急用ですか?」
──ガーン…(>_<)
DH「なんでもありません…じゃ、また電話します!」
──残念。
珍しく1人で行けそうだったのにな…
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紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» コメントありがとうございますm(__)m兄さんやギュのお話しとうまくリンク出来てるといいのですが…楽しんでいただけてたら嬉しいです♪後編、そして兄さんの続編も更新頑張りますので、読んでもらえたら幸いです(^^) (2016年10月16日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - パスワード外して頂きありがとうございます。また紫桜雲さんのお話読めて、嬉しいです。ドンヘ目線、イェソンさんやギュのお話にいって、ああこのシーンか〜、なんて見ながら読んで面白いです。続きも楽しみにしています。 (2016年10月16日 13時) (レス) id: 72d3db7e3b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!またまたリンク作品で…兄さんのお話からなかなか頭が離れません(´O`)でもドンへさんの切ない気持ちが伝わってたら嬉しいです♪ (2016年10月7日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リンクの作品ですねー、ドンちゃんのせつない気持ちスゴくわかります。ありがとうございます。(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年10月7日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» こちらの作品にもコメントありがとうございます!これからイェソンさんも登場予定です。イェソンさん作品のドンへさん目線、お楽しみに♪ (2016年10月6日 12時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月8日 19時