その2 ページ27
DH-side
ドーム公演1日目を終えて、ヒョクと一緒にAちゃんのお店まで来た。
店員『いらっしゃいませ〜』
あ、また、威勢のいい男の店員さん…
今回は、お店ですぐに使える日本語を、ちゃんとメモしてきた。
DH『韓国からきました…言葉、ワカルヒト、いますか?』
店員『あ〜…韓国語のできる店員、今はいないんですよね』
DH『イナイ…?』
いないって…
それは分かっちゃった。
と言う事は。
今日も彼女に会えないの?
店員『そうだ、英語わかりますか?イングリッシュOK?』
──英語…?それなら大丈夫!
俺は手でOKサインを出すと、ヒョクの方に振り向いた。
DH「今、韓国語の分かる店員さんいるか、聞いたんだけど…いないって」
EH「えっ、ってことは…彼女、お休みなの?でも韓国語分かる店員さんって2人いるって話じゃなかったっけ?」
DH「英語できる人がいるらしいから、今呼んでもらってる…」
幸い、英語なら少しは会話が成り立つし…Aちゃんに会う方法を思い切って聞いてみよう!
さっきの人と違う店員に英語で話しかけられた。
店員《ようこそ…お2人さまですか?》
現れたのは、Aちゃんと同い年くらいの男の子。
DH《そうなんですけど、その前に…ここで働いていたAさんって人に会いたいんですけど…今日は休みですか?》
店員《彼女、韓国語堪能でしたからね…残念ですが、彼女は正社員になったため、この店を2月で辞めました》
DH「えっ!?」
──Aちゃん…この店、辞めちゃったの!?
EH「どうした、ドンヘ?」
DH「Aちゃん…2月でここ、辞めちゃったんだって…」
EH「えっ、じゃあ会えないじゃん!そうだ、自宅の場所分かるか聞いてみろよ」
DH「あ、うん…」
俺は気持ちを奮い立たせて、質問した。
DH《彼女に渡したいものがあったんですけど、自宅の場所を教えてもらえませんか?》
すると、その店員は眉間にしわを寄せて。
店員《個人情報に関することは答えられないです。それに、彼女は、海外勤務が決まったらしいので、今現在、日本にはいないはずです》
DH「ええっー!?」
──日本に…いない?
海外って…勤務って…
どういうこと?
店員《すみません、お席にご案内してもいいですか…?》
俺は頭の中が真っ白…
でも、でも、とりあえず、ここで夕飯は食べよう…
黙って頷いて、その店員に席に案内してもらう。
その間、ヒョクも無言で後ろをついてきて。
俺の事を心配そうな顔で窺っていた。
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紫桜雲(プロフ) - miyamiyaさん» コメントありがとうございますm(__)m兄さんやギュのお話しとうまくリンク出来てるといいのですが…楽しんでいただけてたら嬉しいです♪後編、そして兄さんの続編も更新頑張りますので、読んでもらえたら幸いです(^^) (2016年10月16日 15時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
miyamiya(プロフ) - パスワード外して頂きありがとうございます。また紫桜雲さんのお話読めて、嬉しいです。ドンヘ目線、イェソンさんやギュのお話にいって、ああこのシーンか〜、なんて見ながら読んで面白いです。続きも楽しみにしています。 (2016年10月16日 13時) (レス) id: 72d3db7e3b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!またまたリンク作品で…兄さんのお話からなかなか頭が離れません(´O`)でもドンへさんの切ない気持ちが伝わってたら嬉しいです♪ (2016年10月7日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リンクの作品ですねー、ドンちゃんのせつない気持ちスゴくわかります。ありがとうございます。(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年10月7日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» こちらの作品にもコメントありがとうございます!これからイェソンさんも登場予定です。イェソンさん作品のドンへさん目線、お楽しみに♪ (2016年10月6日 12時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫桜雲 | 作者ホームページ:https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時:2016年9月8日 19時